ヒドロキシケイ皮酸
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/11/05 02:36 UTC 版)
ヒドロキシケイ皮酸(ヒドロキシけいひさん、hydroxycinnamic acid)類は、C6-C3骨格を有するポリフェノールの一分類である。これらの化合物はケイ皮酸のヒドロキシ誘導体である。
食品に含まれるフィトケミカルには、以下のヒドロキシ桂皮酸類がある。
- α-シアノ-4-ヒドロキシケイ皮酸
- コーヒー酸 – ゴボウ、サンザシ、アーティチョーク、 西洋ナシ、バジル、タイム、オレガノ、リンゴ
- シコリン酸
- ケイ皮酸 – アロエ
- クロロゲン酸 – エキナセア、イチゴ、パイナップル、コーヒー、ヒマワリ、ブルーベリー
- ジフェルラ酸
- クマル酸
- クマリン – 柑橘類、トウモロコシ
- フェルラ酸(3-メトキシ-4-ヒドロキシケイ皮酸)– エンバク、イネ、アーティチョーク、オレンジ、パイナップル、リンゴ、落花生
- シナピン酸(3,5-ジメトキシ-4-ヒドロキシケイ皮酸あるいはシナプ酸)
ヒドロキシシンナモイル酒石酸類
脚注
- ^ a b c Vrhovsek U. (1998). “Extraction of Hydroxycinnamoyltartaric Acids from Berries of Different Grape Varieties”. J Agric Food Chem. 46: 4203–8. doi:10.1021/jf980461s.
ヒドロキシケイ皮酸
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「ワインのフェノール」の記事における「ヒドロキシケイ皮酸」の解説
ヒドロキシケイ皮酸は、ワイン中の非フラボノイドフェノールで最も重要な分類である。4つの最も豊富な化合物は、酒石酸、trans-カフタル酸、cis-及びtrans-クタル酸、trans-フェルタル酸である。ワイン中で、遊離型で存在することもある。
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