ヒオドシジュケイとは? わかりやすく解説

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緋縅綬鶏

読み方:ヒオドシジュケイ(hiodoshijukei)

キジ科

学名 Tragopan satyra


ヒオドシジュケイ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/17 03:28 UTC 版)

ヒオドシジュケイ
保全状況評価[1]
NEAR THREATENED
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: キジ亜目 Galliformes
: キジ科 Phasianidae
: ジュケイ属 Tragopan
: ヒオドシジュケイ
T. satyra
学名
Tragopan satyra
(Linnaeus, 1758)
和名
ヒオドシジュケイ
英名
Satyr Tragopan
Tragopan satyra

ヒオドシジュケイ (緋縅綬鶏、学名:Tragopan satyra)は、キジ目キジ科に分類される鳥類の一種。

分布

チベットインドネパール

形態

オスは体長67~72cm、メスは57cm程度。[2]翼長は22~26cm。体重は970~1800g。[3]ヒオドシジュケイはジュケイ類の中でも最も体が大きい。

生態

標高2400~4250mの森林地帯に生息し、地上性で主に植物の葉や種子、昆虫などを食べている。標高が高く、寒さにも強い。この鳥は冬になると餌を求めて2100mくらいまで降下して生活することがある。巣は樹上につくり、繁殖期は5~6月。2~4個の卵を産み、抱卵期間は28日程度。

雌は雄に比べて地味な色合いで、全身が褐色をしているが、雄のヒオドシジュケイは鮮やかな紅色の体に黒い縁取りのある白色の斑点が見られ、大変美しい。

求愛

ディスプレイ(求愛)のシーズンに、雄はとても特徴的な求愛行動をする。普段目立たない様にしている喉の青い肉垂を広げ、頭部にも耳状に伸びる肉質の角を立てる。岩陰などにオスが隠れメスが通るのを待つという行動をしたり、肉垂を振り回したりして求愛行動をおこなう。

種小名の「satyr」は、ギリシャ神話にでる半人半獣の精霊「サテュロス」が来ており、肉質の角が由来となったと推測される。[2]

脚注

  1. ^ Tragopan satyra (Species Factsheet by BirdLife International)
  2. ^ a b YUMEMISHIMA animals: ヒオドシジュケイ”. YUMEMISHIMA animals. 2019年12月22日閲覧。
  3. ^ 動物図鑑/鳥・ヒオドシジュケイ”. pz-garden.stardust31.com. 2019年12月22日閲覧。



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