パートナーとの情報交換
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/04/30 15:44 UTC 版)
「トレッセッテ」の記事における「パートナーとの情報交換」の解説
チームを組んで競技する場合、ゲームに関するパートナーとのいかなる会話も禁じられている。これはブリスコラの場合と対照的である(「トレッセッテは4人のおしが発明し、ブリスコラは4人のうそつきが発明した」という言い伝えがある)。しかし、パートナーと交換することのできる3種類のサインがある。 ブッソ(Busso、ノック) - テーブルをノックする。これはトリックをリードする者だけが使用し、パートナーに同じスートの最大のカードを出してトリックを取るように伝える。また、パートナーが勝った場合、パートナーは同じスートのカードをリードすることが期待される。この戦略によって、強力なカード(2や3)を持っている競技者は、実際にそのカードを出さずに、パートナーが残りの強力なカードを持っているかどうか確認でき、それによって強いカードどうしを相討ちにしなくてすむ。またゲームを自分のコントロール下に置きつづけることができる。 ヴォーロ(Volo、飛行)- カードをテーブルの数センチ上からカードを落下させる。このサインは、競技者の手札中にあるそのスートの最後の1枚を出したことを意味する。 ストリッショ(Striscio、こする)またはリッショ(Liscio、すべらせる)- カードを出す前にテーブル上をすべらせる。このサインはそのスートのカードをたくさん持っていることを意味する。地方によってはこのサインは廃れており、口で会話するのと同様ルール違反であると考えられている。
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