パンダの眼徴候
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/12 07:11 UTC 版)
パンダの眼徴候は、眼窩周囲における皮下出血であり、頭蓋底骨折を示唆していることから重要である。これは、出血が皮下組織の比較的粗い眼瞼周辺に集まることで、眼瞼が腫脹、変色するというもので、前頭蓋底骨折では、髄液鼻漏、視神経障害、嗅覚消失などを合併することがある。このことから、髄液漏を疑う所見としても重要とされている。 また、目の周りを殴られたりぶつけたりした場合には、頭蓋骨の構造上、眼窩の骨に沿った形に内出血が起こって、パンダの眼徴候に似たあざが出来てしまうことがある。
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