パワーハラスメントによる教諭の自殺
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/31 06:58 UTC 版)
「北海道稚内高等学校」の記事における「パワーハラスメントによる教諭の自殺」の解説
2013年度から同校の定時制課程で勤務していた当時34歳の男性の英語教諭は、2015年度から先輩の男性教諭が担任を務める学級の副担任となっていたが、担任教諭から生徒の指導方法などについて繰り返し叱責を受け、同年6月にうつ病と診断され、7月にはこの先輩教諭からさらに注意を受けた後に自殺。自殺した教諭の遺族は、先輩教諭によるパワーハラスメントなどによって精神的に追い詰められたことが自殺の原因として、北海道教育委員会を相手取って仙台地方裁判所に訴訟を提起。2020年7月1日に同地裁は、先輩教諭による執拗な注意によってうつ病になっていたにもかかわらず、学校側が配慮義務を怠ったとして、道に対し約2,530万円の支払いを命じる判決を言い渡した。
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