バルログ (指輪物語)とは? わかりやすく解説

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バルログ

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/30 09:19 UTC 版)

バルログBalrog)は、J・R・R・トールキンの『指輪物語』や『シルマリルの物語』などの創作に登場する怪物である。シンダール語で「力強き悪鬼Demon of Might)」を意味し、「ウドゥンの焔(flame of Udûn)」とも呼ばれる。クウェンヤでの呼称はヴァララウコValarauko、複数形はヴァララウカールValaraukar)。これらは複数名の総称であり、全体でどれくらい存在したのかは明らかでない。元々は火を心とするマイアールであったが、メルコール(後の冥王モルゴス)に誘惑され、ヴァラールから離反した。サウロンらとともに最も強大なモルゴスの配下として描かれている。とくに上古エルフ族の天敵という部分が強く、歴史の中で様々な惨劇が生まれることとなった。


  1. ^ J.R.R. トールキン『新版 シルマリルの物語』 評論社 2003年 96頁
  2. ^ J.R.R. トールキン『新版 シルマリルの物語』 評論社 2003年 333頁
  3. ^ J.R.R. Tolkien『The History of Middle-earth Vol.1 The Book of Lost Tales 1』 Del Rey Books 98と296頁
  4. ^ J.R.R. Tolkien『The History of Middle-earth Vol.2 The Book of Lost Tales 2』 Del Rey Books 218頁
  5. ^ J.R.R. Tolkien『Parma Eldalamberon 14、EARLY QENYA and The VALMARIC SCRIPT』Mythopoeic Society 2003年 12頁
  6. ^ J.R.R. Tolkien『The History of Middle-earth Vol.3 The Lays of Beleriand』 Del Rey Books 117頁
  7. ^ J.R.R. Tolkien『The History of Middle-earth Vol.3 The Lays of Beleriand』 Del Rey Books 123頁
  8. ^ 指輪物語の追補編中にある「ドゥリンの一族」では脚注部分(新版 指輪物語10 評論社文庫 129頁)に、「(バルログを眠りから起こしたというより)牢から解放したというべきか。サウロンの悪意によってとっくに目覚めていたかもしれない」とあるため、バルログの目覚めにサウロンが介在していた可能性もある。


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