バットの材
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/18 14:25 UTC 版)
通常、アオダモの丸太材からは4本のバットを取ることができる。成長が遅いためバットの素材に加工できるまで数十年かかる。しかし、計画的な植林・伐採が行われてこなかったため、バットに適した高品質な材の確保が困難になっており、輸入材のホワイト・アッシュを利用する割合も大きくなっている。かつてアオダモは日本でバットの素材の主流であったが、2000年代にMLBでバリー・ボンズがメイプル材を使うようになるとメイプル材を使用する選手も多くなりアオダモ材を使用する選手は減少した。しかし、イチローなど粘りのあるアオダモ材のバットを好む選手もいる。2000年には行政、野球関係者、バット生産者が一体となって「アオダモ資源育成の会」が発足、資源を確保するための取り組みが行われている。
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