バウアー写本
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/26 19:46 UTC 版)
「チャラカ・サンヒター」の記事における「バウアー写本」の解説
1890年に、東トルキスタンのクチャの仏教寺院で、4世紀頃のものと思われる写本が発見された。この仏教徒によって編まれた写本は、発見者バウアー大尉からバウアー写本(英語版)と呼ばれる。古い時代の医学と占いの記録が含まれており、『ナヴァニータカ』(乳脂、新しくしぼりたてのもの。医学書のエッセンスを集めたもの、という意味)と呼ばれる医学的な部分には、『ベーラ・サンヒター』(ベーラはアグニヴェーシャの弟子のひとり)、『チャラカ・サンヒター』、『スシュルタ・サンヒター』から薬の処方が引用されており、ドリダバラによる改訂前の『チャラカ・サンヒター』が保存されている。
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