バイエル - シラー同一人物説
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/10 13:51 UTC 版)
「ヨハン・バイエル」の記事における「バイエル - シラー同一人物説」の解説
『ウラノメトリア』よりほぼ四半世紀後の1627年に、同じアウクスブルクで 『キリスト教星図』と呼ばれる星図書が刊行された。この星図の編著者のユリウス・シラー(英語版)が、バイエルと同一人物ではないかと考えられたことがあった。シラーがバイエルと同じアウクスブルクで活躍した同郷の士であり、シラーもまたバイエルと同じ法曹であり、ともに星図書を刊行するなどの共通点が見られたからである。しかしながら、『キリスト教星図』がカトリック教会の教義に則って作成されているのに対して、バイエルは「プロテスタントの口」(Os Protestantium) とアダ名されるほど熱心なプロテスタント信徒であったことから、互いに対抗勢力の側にあった両者が同一人物であったとは考えにくく、この説は現在では否定されている。
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