ハートランドウイルス
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ハートランドバンダウイルス(Heartland bandavirus)、 ハートランドウイルス (Heartland virus、 HRTV )は、2009年に発見されたブニヤウイルス目フェヌイウイルス科バンダウイルス属に属するウイルス[1]。同属のSFTSウイルスに近い新規のダニ媒介性ウイルスである。 SFTSウイルスと同様にマダニを介して感染する人獣共通感染症で、感染リスクや病原体などの詳細な研究が必要とされている。
- ^ “Virus Taxonomy: 2019 Release”. 国際ウイルス分類委員会 (ICTV). 2020年10月29日閲覧。
- ^ Marco Marklewitz "et al." (2019). “Create four new genera, create seventy nine new species, rename/move seven species, rename/move three genera and abolish one genus in the family Phenuiviridae, order Bunyavirales”. ICTV. doi:10.13140/RG.2.2.31189.99042.
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- 2 ハートランドウイルスの概要
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ハートランドウイルス
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「重症熱性血小板減少症候群ウイルス」の記事における「ハートランドウイルス」の解説
2009年にアメリカのミズーリ州でSFTSと似た症状を示す患者が2人報告され、患者の体内からSFTSウイルスと近縁のウイルスが発見されている。このウイルスは中国のものと近縁であるが、同一のウイルスではないと考えられており、ハートランドウイルスと名付けられた。 アメリカにはSFTSウイルスを媒介するとされるフタトゲチマダニ、オウシマダニは分布しておらず、またこの地域における生態調査で捕獲されるマダニの99.9%がアメリカに広く分布するキララマダニ属のAmblyomma americanumであることから、本種が媒介するものと考えられているが、ハートランドウイルスは検出されていない。
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