ハンマーブロー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/13 02:31 UTC 版)
ハンマーブローとはロッド式駆動を採用する蒸気機関車に起こる現象で、動輪が軌条に対して与える上下方向の槌打力のことである。走り装置における重量バランスの不均衡により発生する。
- ^ 蒸気機関車の部位については蒸気機関車の構成要素を参照。
- ^ 実例としてイギリスで車軸配置4-4-0の機関車を70 - 75マイル時(約113 - 120 ㎞/h)で走行させた所、ハンマーブローが静止時の50 %近くに達し、総荷重が28 - 29トンに達したという。((ウェストウッド2010) p.127)
- ^ (齋藤2018) p.49
- ^ このため2気筒では位相を90度ずらして一方が死点に来た時もう一方が一番力がかかる垂直の位置にクランク軸が来るようにずらすのが常識となっている。(齋藤2018) p.26-27
- ^ (齋藤2018) p.49-50
- ^ 701型は高圧と低圧の動輪が別系統だったので位相は固定ではなかった。
- ^ (齋藤2018) p.50-52
- ^ (齋藤2018) p.52-60
- ^ (齋藤2018) p.72-74
- ^ (齋藤2018) p.77
- ^ マレー式は蒸気漏れを防ぐため首を振る前部の走り装置には低圧の蒸気を入れていたが、このことが前部シリンダーが異常に大きくなる問題につながっていた。第一次世界大戦後に蒸気漏れを起こさない蒸気管が開発されたため、前部に高圧蒸気を送れるようになった。
- ^ (齋藤2018) p.75
- ^ (齋藤2018) p.64表
- ^ イギリスのロードネルソン型のみで行われた変則タイプ、振動が非常に少なかったが複雑さと振動で火格子や炭水車の石炭を均す力が働かずに使いにくいと波及せず。(齋藤2018) p.62-63
- ^ 厳密にいうとレシプロバランスがさらに悪く、代わりに回転のトルク変動は通常の2気筒より滑らかだが、これは4気筒だからというより気筒のレシプロマスが大きい事と複式でカットオフの長いことが原因((齋藤2007) p.190-191)。通常の2気筒でも制限締切 (limited cut off) 式というカットオフを早めに行い粘着力の低下を防ぐ方式がある(満鉄のミカシ型など)。
- 1 ハンマーブローとは
- 2 ハンマーブローの概要
- 3 参考:クランク位相の特性
ハンマー・ブロー
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