ハリソン郡 (ミズーリ州)とは? わかりやすく解説

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ハリソン郡 (ミズーリ州)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/28 14:22 UTC 版)

ミズーリ州ハリソン郡
ベサニー市にあるハリソン郡庁舎
郡のミズーリ州内の位置
州のアメリカ合衆国内の位置
設立 1845年2月14日
郡庁所在地 ベサニー
面積
 - 総面積
 - 陸
 - 水

1,881 km2 (726.45 mi2)
1,878 km2 (725.13 mi2)
3 km2 (1.32 mi2), 0.18%
人口
 - (2010年)
 - 密度

8,957人
5人/km2 (13人/mi2)
標準時 中部: UTC-6/-5

ハリソン郡(ハリソンぐん、: Harrison County)は、アメリカ合衆国ミズーリ州の北西部に位置するである。2010年国勢調査での人口は8,957人であり、2000年の8,850人から1.2%増加した[1]郡庁所在地はベサニー市(人口3,292人[2])であり、同郡で人口最大の都市でもある。ハリソン郡は1845年2月14日に設立され、郡名はミズーリ州選出のアメリカ合衆国下院議員アルバート・G・ハリソンに因んで名付けられた。

地理

アメリカ合衆国国勢調査局に拠れば、郡域全面積は726.45平方マイル (1,881.5 km2)であり、このうち陸地725.13平方マイル (1,878.1 km2)、水域は1.32平方マイル (3.4 km2)で水域率は0.18%である[3]

主要高規格道路

隣接する郡

人口動態

人口推移
人口
1850 2,447
1860 10,601 333.2%
1870 14,635 38.1%
1880 20,304 38.7%
1890 21,033 3.6%
1900 24,398 16.0%
1910 20,466 −16.1%
1920 19,719 −3.6%
1930 17,233 −12.6%
1940 16,525 −4.1%
1950 14,107 −14.6%
1960 11,603 −17.8%
1970 10,257 −11.6%
1980 9,890 −3.6%
1990 8,469 −14.4%
2000 8,850 4.5%
2010 8,957 1.2%

以下は2010年国勢調査による人口統計データである。

基礎データ

  • 人口: 8,957人
  • 世帯数: 3,669 世帯
  • 家族数: 2,461 家族
  • 人口密度: 5人/km2(12人/mi2
  • 住居数: 4,407軒
  • 住居密度: 2軒/km2(6軒/mi2

人種別人口構成

年齢別人口構成

  • 18歳未満: 24.8%
  • 18-24歳: 7.2%
  • 25-44歳: 20.9%
  • 45-64歳: 26.4%
  • 65歳以上: 20.7%
  • 年齢の中央値: 43歳
  • 性比(女性100人あたり男性の人口)
    • 総人口: 98.5
    • 18歳以上: 93.8

世帯と家族(対世帯数)

  • 18歳未満の子供がいる: 29.8%
  • 結婚・同居している夫婦: 54.5%
  • 未婚・離婚・死別女性が世帯主: 8.3%
  • 非家族世帯: 32.9%
  • 単身世帯: 28.3%
  • 65歳以上の老人1人暮らし: 14.3%
  • 平均構成人数
    • 世帯: 2.40人
    • 家族: 2.93人

収入

収入と家計

  • 収入の中央値
    • 世帯: 35,000米ドル
    • 家族: 47,788米ドル
    • 性別
      • 男性: 33,105米ドル
      • 女性: 25,3881米ドル
  • 人口1人あたり収入: 18,967米ドル
  • 貧困線以下
    • 対人口: 15.1%
    • 対家族数: 10.3%
    • 18歳未満: 18.9%
    • 65歳以上: 13.8%

宗教

2000年宗教データアーカイブ協会郡別信徒報告書に拠れば、ハリソン郡は福音主義プロテスタントが最多数を占める。ただし人口の37.69%はいかなる宗派も申告していない。最も多い会派は南部バプテスト連盟の44.11%、続いてメソジスト教会の10.77%、ディシプルズ・オブ・クライストの10.76%である。

都市と町

  • ケインズビル
  • イーグルビル
  • ギルマンシティ
  • ハットフィールド
  • マーティンズビル
  • マウントモリアー
  • ニューハンプトン
  • リッジウェイ

政治

地方

ハリソン郡の地方レベルでは共和党が完全に政治を支配しており、郡の選挙で選ばれる役職を独占している。

国政

大統領選挙の結果
共和党 民主党 その他
2008年 64.16% 2,512 32.87% 1,287 2.97% 116
2004年 67.42% 2,729 31.60% 1,279 0.99% 40
2000年 63.94% 2,552 33.27% 1,328 2.78% 111
1996年 44.77% 1,737 41.96% 1,628 13.27% 515

大統領選挙のレベルでは共和党を支持しがちである。2000年と2004年の大統領選挙では、ジョージ・W・ブッシュが容易にハリソン郡を制した。1992年のビル・クリントンが最後に郡を制した民主党候補者となっている。2008年の選挙では、州内の田園部にある郡と同様、バラク・オバマよりジョン・マケインを選んだ。

ハリソン郡は州北西部にある田園部郡と同様、社会的にまた文化的に保守的であり、それが共和党支持の傾向に影響している。2004年の州民投票では、結婚を男と女の結合として定義する州憲法改正案をハリソン郡は81%という圧倒的多数で賛成した。州全体でも71%の賛成で可決し、ミズーリ州は同性結婚を禁止する最初の州になった。2006年の州民投票では、胚性幹細胞の研究を予算化し、合法化する憲法改正案が掛けられたが、ハリソン郡では56%が反対した。州全体では51%の賛成と辛うじて改正が成立し、胚性幹細胞の研究を最初に認めた州の1つになった。郡民は伝統的に社会問題に保守的であるが、最低賃金の増加のような人民主義的施策は支持する傾向にある。やはり2006年の州民投票で最低賃金を時間あたり6.50ドルに増やす命題については、ハリソン郡では61%が支持した。この命題は州内のどの郡でも支持され、75.94%が賛成した。

2012年大統領予備選挙

2012年の大統領予備選挙で、ハリソン郡は共和党のリック・サントラムを支持し、州全体でもサントラムが勝ったが、全国的な指名争いでは元マサチューセッツ州知事のミット・ロムニーに敗れた。

2008年大統領予備選挙

2008年の大統領予備選挙で、ハリソン郡は共和党のジョン・マケインと民主党のヒラリー・クリントンを選んだ。民主党の予備選挙ではヒラリー・クリントンが1位となり、さらに共和党予備選挙で各候補に投じられた票数よりも多かった。

著名な出身者

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ Quickfacts.census.gov - Harrison County Archived 2011年7月11日, at WebCite - accessed 2011-12-06.
  2. ^ American FactFinder - Bethany, Missouri - accessed 2011-12-06.
  3. ^ Census 2000 U.S. Gazetteer Files: Counties”. United States Census. 2011年2月13日閲覧。

外部リンク

座標: 北緯40度21分 西経93度59分 / 北緯40.35度 西経93.98度 / 40.35; -93.98




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