ネコアシコンブ Arthrothamnus bifidus(猫足昆布)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 03:15 UTC 版)
「コンブ」の記事における「ネコアシコンブ Arthrothamnus bifidus(猫足昆布)」の解説
分布は釧路沿岸から千島列島。コンブ科の褐藻だが、他のコンブのようにコンブ属ではなく、ネコアシコンブ属に属する。長さは2 mから4 m程度で、葉の基部両縁に耳型の突起ができる。根の部分が猫の足に似ていることから「猫足」と呼ばれるようになった。他の昆布と比較すると、粘りと甘味が強い点が特徴で、主にとろろ昆布、おぼろ昆布の材料になる。その他、医薬品、試薬に欠かせない沃化カリウムの原料としても知られていた。養殖法は確立されていない上に、下述のガゴメと同様、フコイダンという粘性多糖類が多く含有されていることから、価格が急騰し、入手が困難になってきている。
※この「ネコアシコンブ Arthrothamnus bifidus(猫足昆布)」の解説は、「コンブ」の解説の一部です。
「ネコアシコンブ Arthrothamnus bifidus(猫足昆布)」を含む「コンブ」の記事については、「コンブ」の概要を参照ください。
- ネコアシコンブ Arthrothamnus bifidusのページへのリンク