ネオウェスタン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/03 15:26 UTC 版)
ネオウェスタンは、現代のアメリカを舞台に従来の西部劇の要素・価値観(秩序に反抗するアンチヒーロー、砂漠を舞台に設定、銃撃戦)を反映した作品を指す。2007年にコーエン兄弟が製作した『ノーカントリー』がネオウェスタン映画の始まりと言われている。これらの作品はアメリカ合衆国西部が主な舞台となっており、従来の西部劇的価値観を持つ主人公が、自分たちの時代遅れの正義を否定する「文明」の中で居場所を失い苦悩する姿が描かれることが多い。ネオウェスタン映画はテイラー・シェリダンの作品から以下の3つの基本的なテーマを見出すことができる 。 いわゆる法秩序が存在せず、暴力的な背景を持つキャラクターたちが独自のモラルを有している。 主人公が正義を探求している。 主人公が後悔の念を抱き、それによって従来の西部劇との繋がりを見せている。
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