ニック・ピベッタとは? わかりやすく解説

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ニック・ピベッタ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/18 14:37 UTC 版)

ニック・ピベッタ
Nick Pivetta
サンディエゴ・パドレス
フィラデルフィア・フィリーズ時代
(2019年7月30日)
基本情報
国籍 カナダ
出身地 ブリティッシュコロンビア州ビクトリア
生年月日 (1993-02-14) 1993年2月14日(32歳)
身長
体重
6' 5" =約195.6 cm
220 lb =約99.8 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2013年 MLBドラフト4巡目
初出場 2017年4月30日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
国際大会
代表チーム カナダ代表
WBC 2017年

ニック・ピベッタNick Pivetta, 本名:ニコラス・ジャンカルロ・ピヴェッタNicholas Johncarlo Pivetta, 1993年2月14日 - )は、カナダブリティッシュコロンビア州ビクトリア出身のプロ野球選手投手)。MLBサンディエゴ・パドレス所属。

経歴

プロ入り前

野球カナダ代表のジュニアナショナルチームプログラムに参加し、2010年には第24回AAA世界野球選手権大会のカナダ代表に選出されている[1]

プロ入りとナショナルズ傘下時代

2013年MLBドラフト4巡目(全体136位)でワシントン・ナショナルズから指名され[2]、6月21日に契約を結んでプロ入りを果たした[3]。6月20日に傘下のルーキー級ガルフ・コーストリーグ・ナショナルズへ配属された。4試合(先発3試合)登板して1勝0敗、防御率2.13、8奪三振を記録した[4]。8月6日にA-級オーバーン・ダブルデイズに配属された。5試合に先発登板して0勝1敗、防御率3.38、17奪三振を記録した[4]

2014年3月31日にA級ヘイガーズタウン・サンズ英語版へ配属され、開幕を迎えた。5月23日に7日間の故障者リストに登録された。6月3日に解除された。6月23日に週間最優秀投手に選出された。また、サウス・アトランティックリーグのオールスターにも選出されている。同年は26試合(先発25試合)登板して13勝8敗、防御率4.22、98奪三振を記録した。

2015年4月7日にA+級ポトマック・ナショナルズへ配属され、開幕を迎えた。また、カロライナリーグのオールスターにも選出されている。ここでは15試合(先発14試合)登板して7勝4敗、防御率2.29、72奪三振を記録した。7月8日にAA級ハリスバーグ・セネターズへ配属された。ここでは3試合に先発登板して0勝2敗、防御率7.20、6奪三振を記録した。

フィリーズ時代

2015年7月28日にジョナサン・パペルボンと金銭とのトレードで、フィラデルフィア・フィリーズへ移籍した[5]。7月29日にAA級レディング・ファイティン・フィルズへ配属された。7試合に先発登板して2勝2敗、防御率7.31、25奪三振を記録した。オフの9月1日にアリゾナ・フォールリーググレンデール・デザートドッグス英語版に配属されたが、9月9日にルーキー級ガルフ・コーストリーグ・フィリーズへ配属された。

2016年4月2日にAA級レディングに配属され、開幕を迎えた。7月1日に鼠蹊部を負傷して、7日間の故障者リストに登録された。7月9日に解除された。また、イースタンリーグのオールスターに選出されている。ここでは22試合に先発登板して11勝6敗、防御率3.41、111奪三振を記録した。8月12日にAAA級リーハイバレー・アイアンピッグスへ昇格すると、5試合に先発登板して1勝2敗、防御率2.55、27奪三振を記録した[4]。オフの11月18日にメジャー契約を結んで40人枠入りした。

2017年2月8日に第4回WBCカナダ代表に選出された[6]。同大会ではコロンビア戦で先発登板している[1]

シーズンでは3月14日にオプションでAAA級リーハイバレーに配属され、開幕を迎えた。4月30日にメジャーに初昇格し、同日にメジャーデビューを果たした[注 1]。5月18日にオプションで傘下AAA級リーハイバレーへ配属された。6月5日にメジャーに昇格した。同日のアトランタ・ブレーブス戦でメジャー初勝利を記録した[7]。この年メジャーでは26試合に先発登板して8勝10敗、防御率6.02、140奪三振を記録した。

2018年は33試合(先発32試合)に登板して7勝14敗、防御率4.77、188奪三振を記録した。

2019年は30試合(先発13試合)に登板して4勝6敗1セーブ、防御率5.38、89奪三振を記録した。

レッドソックス時代

2020年8月21日にブランドン・ワークマンヒース・ヘンブリーとのトレードで、コナー・シーボルド英語版と共にボストン・レッドソックスへ移籍した[8]。この年は2チーム合計では5試合(先発2試合)に登板して2勝0敗、防御率6.89、17奪三振を記録した。

2021年は31試合(先発30試合)に登板して9勝8敗1セーブ、防御率4.53、175奪三振を記録した。

2022年は33試合に先発登板して10勝12敗、防御率4.56、175奪三振を記録した。

2023年はシーズン開幕前の3月に開催された第5回WBCカナダ代表に選出されたが、COVID-19の後遺症の影響で辞退した[9]。この年は38試合(先発16試合)に登板して10勝9敗1セーブ、防御率4.04、183奪三振を記録した。

2024年は27試合(先発26試合)に登板して6勝12敗、防御率4.14、172奪三振を記録した。オフの10月31日にFAとなった[10]

パドレス時代

2025年2月17日にサンディエゴ・パドレスと4年総額5500万ドルの契約を結んだ[11]。3月27日に開幕ロースター入りした[12]

詳細情報

年度別投手成績





















































W
H
I
P
2017 PHI 26 26 0 0 0 8 10 0 0 .444 584 133.0 144 25 57 0 4 140 11 2 91 89 6.02 1.51
2018 33 32 0 0 0 7 14 0 0 .333 694 164.0 163 24 51 0 5 188 8 0 91 87 4.77 1.30
2019 30 13 1 0 1 4 6 1 1 .400 421 93.2 103 20 39 2 4 89 4 1 64 56 5.38 1.52
2020 3 0 0 0 0 0 0 0 1 ---- 29 5.2 10 3 1 0 1 4 1 0 10 10 15.88 1.94
BOS 2 2 0 0 0 2 0 0 0 1.000 42 10.0 8 1 5 0 0 13 0 0 2 2 1.80 1.30
'20計 5 2 0 0 0 2 0 0 1 1.000 71 15.2 18 4 6 0 1 17 1 0 12 12 6.89 1.53
2021 31 30 0 0 0 9 8 1 0 .529 661 155.0 137 24 65 2 5 175 9 0 80 78 4.53 1.30
2022 33 33 1 0 1 10 12 0 0 .455 773 179.2 175 27 73 0 5 175 10 1 91 91 4.56 1.38
2023 38 16 0 0 0 10 9 1 2 .526 587 142.2 110 23 50 1 6 183 5 1 69 64 4.04 1.12
2024 27 26 0 0 0 6 12 0 0 .333 595 145.2 128 28 36 1 1 172 4 0 70 67 4.14 1.13
MLB:8年 223 178 2 0 2 56 71 3 4 .441 4386 1029.1 978 175 377 6 31 1139 52 5 568 544 4.76 1.32
  • 2024年度シーズン終了時

年度別守備成績



投手(P)












2017 PHI 26 3 8 1 0 .917
2018 33 9 18 3 0 .900
2019 30 9 7 0 0 1.000
2020 3 0 0 0 0 ----
BOS 2 0 1 0 0 1.000
'20計 5 0 1 0 0 1.000
2021 31 7 8 3 0 .833
2022 33 11 8 0 1 1.000
2023 38 9 6 0 0 1.000
2024 27 8 7 1 0 .938
MLB 223 56 63 8 1 .937
  • 2024年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

表彰

  • サウス・アトランティックリーグ 週間最優秀投手:1回(2014年6月23日)

記録

MiLB
  • サウス・アトランティックリーグ・オールスターゲーム選出:1回(2014年)
  • カロライナリーグ・オールスターゲーム選出:1回(2015年)
  • イースタンリーグ・オールスターゲーム選手:1回(2016年)
MLB

背番号

  • 43(2017年 - 2020年8月20日)
  • 37(2020年9月22日 - 2024年)

代表歴

脚注

注釈

  1. ^ 歴代のカナダ人選手としては260人目、2017年にアクティブロースターに登録されたカナダ人選手としては7人目だった[1]

出典

  1. ^ a b c Pivetta to make big league debut in Los Angeles Baseball Canada (英語) (2017年4月29日) 2017年6月8日閲覧
  2. ^ Nats select eight players on second day of Draft MLB.com Nationals Press Release (英語) (2013年6月17日) 2017年6月15日閲覧
  3. ^ Nationals agree to terms with three additional players from the 2013 Draft MLB.com Nationals Press Release (英語) (2013年6月21日) 2017年6月15日閲覧
  4. ^ a b c Nick Pivetta stats MiLB.com (英語)
  5. ^ Nationals acquire All-Star closer RHP Jonathan Papelbon in exchange for Minor League RHP Nick Pivetta MLB.com Phillies Press Release (英語) (2015年7月28日) 2017年6月15日閲覧
  6. ^ Canada roster announced for 2017 World Baseball Classic Baseball Canada (英語) (2017年2月8日) 2017年6月8日閲覧
  7. ^ Phils ride Herrera, 3 HRs to 3rd straight win MLB.com (英語) (2017年6月6日) 2017年6月15日閲覧
  8. ^ Phils add relievers Workman, Hembree, Hale” (英語). MLB.com. 2020年8月22日閲覧。
  9. ^ Browne, Ian (2023年2月23日). “Disappointed Pivetta bows out of Classic” (英語). MLB.com. 2025年5月18日閲覧。
  10. ^ MLB公式プロフィール参照。2025年2月18日閲覧。
  11. ^ AJ Cassavell (2025年2月17日). “Free agent Pivetta joining Padres on 4-year, $55M contract” (英語). MLB.com. 2025年2月18日閲覧。
  12. ^ Padres Announce 2025 Opening Day Roster” (英語). MLB.com (2025年3月28日). 2025年4月3日閲覧。

関連項目

外部リンク




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