ニコチン受容体の刺激作用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/08 09:44 UTC 版)
「アセチルコリン受容体」の記事における「ニコチン受容体の刺激作用」の解説
NN受容体を介して交感神経及び副交感神経の興奮様作用が起こる。一般に交感神経と副交感神経は「拮抗的二重支配」を行っており、その作用は互いに拮抗することが多い。よってどちらの作用が現れるかは、どちらの神経がより優位にその組織を支配しているかによって決まる。心臓は副交感神経が優位に支配しており、心拍数が低下する。 血圧(血管平滑筋)の支配は交感神経が優位に支配しており血圧は上昇する。 消化器系は副交感神経が優位に支配しており、ムスカリン受容体刺激様作用が生じる。 NM受容体を介して筋肉の収縮が起こり痙攣を生じる。
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