ド・ディオンアクスル
リジッド式ライブアクスルで、アクスルチューブを後方に湾曲させて動力伝達部品を避ける形状にした、リジッドアクスルの一種。1893年にド・ディオンが実用化し、1957年にプリンス・グロリアがばね下重量低減(乗り心地改善)を目的に採用した。独立懸架式のように終減速機を車体に取り付け、2個の自在継ぎ手とボールスプラインをもつドライブシャフトで車軸につなぎリーフで懸架した。70年代のアルファロメオ・アルフェッタは、左右輸のアライメントを常に一定に保つリジッドアクスル特性を狙って採用している。同車では、車体中央付近に支持軸をもつトレーリングアームにスタビライザービームを加え、車軸の上下動を垂直に保つワットリンクを作用させる懸架方式を併用していた。
参照 ワットリンクWeblioに収録されているすべての辞書からド・ディオンアクスルを検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。

- ド・ディオンアクスルのページへのリンク