トロイへの到着の経緯
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/26 09:36 UTC 版)
「パラディウム」の記事における「トロイへの到着の経緯」の解説
パラディウムがトロイに出現した話は都市の創設神話の一部として紀元前7世紀以降ギリシア人が様々に参照している。アトラースの娘エーレクトラーは、トロイ王家の祖先ダルダノスとサモトラキ島の秘教の租イーアシオーンの母であり、そのためパラディウムとサモトラキ島の秘教とが結び付けられている。エーレクトラーがパラディウムの置かれていたアテーナーの神殿に妊婦としてやってきてその像に触ったため、処女でない女性の手で汚されたとして神がその像をイリオスの方に投げたという説や、エーレクトラーが自分で像を持ち去ったという説や、もともとダルダノスにその像が与えられたとする説などがある。イリオスの王イーロスは火事になった神殿でその像を守ろうとしてそれに触り、盲目になった。
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