トラル級コルベットとは? わかりやすく解説

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トラル級コルベット

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/30 08:10 UTC 版)

トラル級コルベット
1993年5月撮影
基本情報
艦種 コルベット
運用者  朝鮮人民軍海軍
就役期間 1953年頃~現在?
同型艦 2隻
次級 アムノク級コルベット
要目
基準排水量 440トン
満載排水量 580トン
長さ 62 m
最大幅 7.1 m
吃水 2.5m
主機 ディーゼルエンジン×2基
推進器 2軸
出力 2800馬力
最大速力 18ノット
航続距離 14ノットで4,100海里 (7,600 km)
乗員 60名
兵装
電子戦
対抗手段
チャフ4連装2基
特殊装備 掃海装備(現在は撤去か)
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トラル級コルベット(トラルきゅうコルベット、またはフーガス級コルベット)は、朝鮮人民軍海軍コルベットの艦級。

来歴

もともとは1930年代から44隻の建造が行われた、ソ連海軍のフーガス級掃海艇(英語版)である[注 2]。そのうちの2隻が北朝鮮海軍に無償で譲渡された。1980年代に改修を受け、各種兵装に変化がみられる。西側では1980年代に退役したものと思われていたが、」671番艦が1993年のノドン発射の際に日本海に展開し、海上自衛隊P-3Cに撮影されている。現在では1003番艦は2005年に退役し文川基地で記念艦となっているようだが、671番艦と思われる1隻が新型の鴨緑級コルベット配備後も東海艦隊に配備されている[1]。2024年時点で建造から80年以上が経過している。

設計 

兵装

改修前は主砲として100ミリ単装砲を備えていたとみられるが、防御力に難点があり、1980年代の改修で装甲を有する85ミリ単装砲に換装されている。これは、T-34/85戦車の戦車砲を用いたとも言われるが、詳細は不明である。

脚注

注釈

  1. ^ かつては100ミリ単装砲を装備。
  2. ^ 本級が「フーガス級」と呼ばれることがあるのはこれによると思われる。

出典

  1. ^ フーガス級 - 北朝鮮軍装備大全@ ウィキ | ChosunArmy”. フーガス級 - 北朝鮮軍装備大全@ ウィキ | ChosunArmy (2023年11月4日). 2024年2月13日閲覧。

参考文献

  • 世界の艦船 第586号 特集・韓国海軍VS北朝鮮海軍』(海人社、2001年)



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