トムソン断面積とは? わかりやすく解説

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トムソン断面積

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/05 14:06 UTC 版)

電子」の記事における「トムソン断面積」の解説

トムソン断面積 σe は σ e = 8 π 3 r e 2 = 6.652   458   7321 ( 60 ) × 1029   m 2 {\displaystyle \sigma _{\text{e}}={\frac {8\pi }{3}}\,{r_{\text{e}}}^{2}=6.652~458~7321(60)\times 10^{-29}\ {\text{m}}^{2}} である(2018 CODATA)。

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トムソン断面積

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/11/29 02:12 UTC 版)

トムソン散乱」の記事における「トムソン断面積」の解説

自由電子によるトムソン散乱散乱断面積は、トムソン断面積(トムソンだんめんせき、英: Thomson cross section)と呼ばれる物理定数1つで、その値は σ e = 0.665   245   871   58 ( 91 ) × 1028   m 2 {\displaystyle \sigma _{\text{e}}=0.665\ 245\ 871\ 58(91)\times 10^{-28}\ {\text{m}}^{2}} である(2014CODATA推奨値)。 トムソン断面積はトムソンの公式積分する事により得られて σ e = ( e 2 4 π ε 0 m e c 2 ) 2 ⋅ ∫ 0 2 π d ϕ ∫ 0 π 1 2 ( 1 + cos 2 ⁡ θ ) sin ⁡ θ d θ = 8 π 3 ( e 2 4 π ε 0 m e c 2 ) 2 {\displaystyle {\begin{aligned}\sigma _{\text{e}}&=\left({\frac {e^{2}}{4\pi \varepsilon _{0}m_{\text{e}}c^{2}}}\right)^{2}\cdot \int _{0}^{2\pi }d\phi \int _{0}^{\pi }{\frac {1}{2}}(1+\cos ^{2}\theta )\sin \theta \,d\theta \\&={\frac {8\pi }{3}}\left({\frac {e^{2}}{4\pi \varepsilon _{0}m_{\text{e}}c^{2}}}\right)^{2}\end{aligned}}} となる。ここで c は真空中の光速、e は電気素量ε0真空誘電率、me は電子質量である。 また、微細構造定数 α とリュードベリ定数 R∞ 及びボーア半径 a0古典電子半径 reそれぞれ α = e 2 4 π ε 0 ℏ c ,   R ∞ = α 2 m e c 2 h ,   a 0 = α 4 π R ∞ ,   r e = α 2 a 0 {\displaystyle \alpha ={\frac {e^{2}}{4\pi \varepsilon _{0}\hbar c}},~R_{\infty }={\frac {\alpha ^{2}m_{\text{e}}c}{2h}},~a_{0}={\frac {\alpha }{4\pi R_{\infty }}},~r_{\text{e}}=\alpha ^{2}a_{0}} と定義すると、トムソン断面積 σe は σ e = 8 π 3 r e 2 {\displaystyle \sigma _{\text{e}}={\frac {8\pi }{3}}{r_{\text{e}}}^{2}} と簡略化して表記する事が可能となる。ここで h はプランク定数、ħ はディラック定数である。

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「トムソン断面積」を含む「トムソン散乱」の記事については、「トムソン散乱」の概要を参照ください。

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