トポス_(詩学)とは? わかりやすく解説

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トポス (詩学)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/20 08:33 UTC 版)

トポス(topos)は、詩学文学において特定の連想ないし情念を喚起する機能をもつテーマ概念、定型的表現をいう。ギリシア語で「場所」を意味する τόπος (topos) に由来する。日本文学における枕詞も一種のトポスである。

元はアリストテレスの『トピカ』における「定石」を意味する修辞学用語であり、前提から結論に至る過程において参照される付帯性・定義・類などを指すものであった。

1948年、E・R・クルティウスが『ヨーロッパ文学とラテン中世』で、文学上の定型表現という意味での「トポス」を広めた[1]

脚注

  1. ^ 山本佳生「発想の「場所」から引用の集成へ -トポス、ロキ・コムーネス、詞華集-」『早稲田大学総合人文科学研究センター研究誌』9、2021年。CRID 1050857280112010752。p.221

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