データベース言語とは? わかりやすく解説

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データベース言語

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2009/11/09 11:13 UTC 版)

データベース言語(データベースげんご、: database language)は、コンピュータデータベースを扱うためのコンピュータ言語である。 データベース言語を使うことにより、データベース利用者やアプリケーションソフトウェアは、データベースにアクセスすることができる。 データベースを扱う機能のうち検索 (問い合わせ) が重要であるため、通例は (データベース) 問い合わせ言語とも呼ばれる。 ただしデータベース言語と問い合わせ言語は、概念的に重なる部分もあるが、同義ではない (後述) 。

2008年現在、最も普及しているデータベース言語は関係データベースのデータベース言語SQLである。

データベース言語の種類

一般に行われているデータベース言語もしくはデータベース言語要素の分類は、データ操作言語 (DML) 、データ定義言語 (DDL) 、データ制御言語 (DCL) 、である。

データ操作言語 (DML; Data Manipulation Language)
対象データの検索、新規登録、更新、削除のための言語もしくは言語要素
データ定義言語 (DDL; Data Definition Language)
データ構造の生成、更新、削除のための言語もしくは言語要素
データ制御言語 (DCL; Data Control Language)
アクセス制御のための言語もしくは言語要素

普及しているデータベース言語であるSQLでは、その言語に上記のすべての言語要素が、さまざまな命令文が一つにまとめられた言語体系として、存在している。

階層型データベース IBM IMS では、データ定義言語とデータ操作言語に固有の言語 (DL/Iアセンブラマクロ) が存在する。 IMS ではデータ制御言語はオペレーティングシステム (OS) の機能により実現されている。

問い合わせ言語とデータベース言語

問い合わせ言語とデータベース言語の2つの概念はときどき誤って同義として扱われる。

  • データベース言語の概念は普通は純粋な検索以上の機能を含む。
  • 問い合わせ言語の概念はデータベース以外の領域においても使われることがある。


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