デンティケプス亜目
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/27 14:05 UTC 版)
デンティケプス亜目 Denticipitoidei は1科のみからなる単型亜目である。デンティケプス科 Denticipitidae は1属1種。現生種としては Denticeps clupeoides のみで構成される。本種はナイジェリア・カメルーンの河川に分布し、体長6cm程度の小型の淡水魚である。頭蓋骨の表面は微細な突起で覆われる。完全な側線をもち、尾鰭の鰭条は16本。第四脳室外側陥凹の構造は、他のニシン目魚類と比べて原始的である。タンザニアの中新世の地層からは Palaeodenticeps tanganikae の化石が見つかっており、本科に属する絶滅種と考えられている。
※この「デンティケプス亜目」の解説は、「ニシン目」の解説の一部です。
「デンティケプス亜目」を含む「ニシン目」の記事については、「ニシン目」の概要を参照ください。
- デンティケプス亜目のページへのリンク