テンペル第一彗星
テンペル第一彗星(9P/Tempel)は1867年にフランスのテンペルによって発見された彗星です。5.5年周期で太陽の周りを公転しています。彗星の大きさは幅5km、長さ11kmです。
2005年1月に打ち上げられたNASAの彗星探査機ディープインパクトが、彗星の内部の様子を調べることを目的に、2005年7月4日、彗星めがけて重さ370kgの銅製の衝突体(インパクター)を衝突させ、彗星の核の内部の物質を放出させることに成功しました。
衝突の様子は探査機本体やハッブル宇宙望遠鏡、ESA(ヨーロッパ宇宙機関)の彗星探査機ロゼッタや日本のすばる望遠鏡などでも観測されています。
データからみる限り、衝突体が彗星と衝突した直後に放出された物質は、どうやら大量の細かい粉のような物質であるということが分かってきました。
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