テイエムオペラオーの快進撃
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/24 16:43 UTC 版)
「2000年の日本競馬」の記事における「テイエムオペラオーの快進撃」の解説
前年の皐月賞馬で、有馬記念ではグラスワンダー・スペシャルウィークの僅差3着だったテイエムオペラオーが大きく成長。引退したエルコンドルパサー・スペシャルウィークに代わって、古馬戦線の主役に躍り出た。 年明け緒戦の京都記念で同期の菊花賞馬ナリタトップロードに完勝。阪神大賞典でラスカルスズカを退けると、圧倒的1番人気に推された天皇賞・春を勝利。2着ラスカルスズカ、3着ナリタトップロードは阪神大賞典と同じ着順であった。宝塚記念ではレース中に故障した前年の覇者・グラスワンダーを尻目に、その後ライバルとなるメイショウドトウとの初対決を制した。 秋は京都大賞典より始動すると、ナリタトップロード相手に着差こそアタマ差ながらも、鞭を使わぬ完勝。そして天皇賞・秋は2馬身半、ジャパンカップはクビ差、有馬記念は4コーナーで後方の内に包まれた位置から馬群をこじ開けるように抜け出して追い込み、ハナ差でいずれもメイショウドトウを下して、8戦8勝、年間GI5勝、古馬の中長距離GI完全制覇の快挙を達成した。3レース(天皇賞・秋、ジャパンカップ、有馬記念)の全てを制した馬に与えられる特別報奨金制度の適用第1号となり、1億円を獲得した。
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