ティパンコーンラッサミチョトとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ティパンコーンラッサミチョトの意味・解説 

ティパンコーンラッサミチョト

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/16 06:40 UTC 版)

ティパンコーンラッサミチョト
ทีปังกรรัศมีโชติ
タイ王国王子
2019年
続柄 ラーマ10世第1王子

身位 王子
敬称 殿下
出生 (2005-04-29) 2005年4月29日(20歳)
タイバンコクシリラート病院
父親 ラーマ10世
母親 シーラット・スワディー英語版
宗教 上座部仏教
サイン
テンプレートを表示
称号:王子
敬称 殿下
His Royal Highness the Prince
สมเด็จพระเจ้าลูกยาเธอ เจ้าฟ้า
タイ王室

ラーマ10世国王
スティダー王后
シニーナ貴人



  • スットタナーリーナート女公ソームサワリー妃タイ語版

ティパンコーンラッサミチョトタイ語: ทีปังกรรัศมีโชติ; RTGSThipangkon Ratsamichot; タイ語発音: [tʰiː.paŋ.kɔːn rát.sà.mǐː.tɕʰôːt]2005年4月29日 - )は、タイ王国チャクリー王朝の王族であり、王太子である。現国王ラーマ10世の五男であり推定相続人。母親はシーラット・スワディー英語版、公式にラーマ10世の3番目の妻とされている女性である。ラーマ10世は1番目の妻との間に娘、2番目の妻との間に四男一女を儲けているが、2番目の妻と離婚した折にラーマ10世は5人の子供の親権を放棄しており、結果としてティパンコーンラッサミチョトが認知されている唯一の息子ということになっている[1]

王族内での地位

ティパンコーンラッサミチョトは王太子(推定相続人)であるが、2014年にラーマ10世とシーラット・スワディーが離婚したことでティパンコーンラッサミチョトの王位継承者としての地位は不確かなものになっている。タイ王国の定める王室典範(en:1924 Palace Law on Succession)によれば王位継承の序列は、王の長男、続いてその王子と王室の妻との間の長男、その次にその王子と王室の妻との間の次男以降が続くとされる。ラーマ10世が2番目の妻・スチャーリニー元妃と離婚した際にラーマ10世はスチャーリニーとの間の4人の息子の親権を放棄しており、4人の子供たちも王族としての権利を放棄している。しかし王室はいまだにこの子供たちが称号(en:Style (manner of address))を用いる権利を認めている[2]

ティパンコーンラッサミチョトは学習障害があるとされており、父ラーマ10世より王位を引き継いだ場合はパッチャラキッティヤパー王女が摂政の役割を果たすか、あるいはパッチャラキッティヤパー自身が王位に即位する可能性も考えられた。しかしパッチャラキッティヤパーは2022年12月にマイコプラズマ感染症に起因する心臓疾患で倒れ[3]、2023年8月現在も意識不明の状態が続いている。このためラーマ10世とスチャーリニー元妃との間に生まれアメリカにて平民として暮らしていたワッチャラレート・マヒドン英語版が2023年8月に突然タイに帰国したことは様々な憶測を呼んだ[4]

栄典

モノグラム
  • King Rama IX Royal Cypher Medal (First Class)

脚注

出典

関連項目

外部リンク

ウィキメディア・コモンズには、ティパンコーンラッサミチョトに関するカテゴリがあります。


ティパンコーンラッサミチョト

2005年4月29日 - 存命中

先代
タイ王位継承順位
第1位
次代
パッチャラ
キッティヤパー王女





英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ティパンコーンラッサミチョト」の関連用語

ティパンコーンラッサミチョトのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ティパンコーンラッサミチョトのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのティパンコーンラッサミチョト (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS