チャールズ・ハワード (第3代カーライル伯爵)とは? わかりやすく解説

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チャールズ・ハワード (第3代カーライル伯爵)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/15 05:16 UTC 版)

第3代カーライル伯爵
チャールズ・ハワード
Charles Howard
3rd Earl of Carlisle
生年月日 1669年
没年月日 1738年5月1日
死没地 グレートブリテン王国 イングランドサマセットバース
所属政党 ホイッグ党
称号 第3代カーライル伯爵枢密顧問官(PC)

在任期間 1701年12月30日 - 1702年5月6日
1715年5月 - 1715年10月
女王
国王
アン
ジョージ1世

庶民院議員
選挙区 モーペス選挙区英語版
在任期間 1689年 - 1692年

貴族院議員
在任期間 1692年4月23日 - 1738年5月1日
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第3代カーライル伯爵チャールズ・ハワード英語: Charles Howard, 3rd Earl of Carlisle, PC, 1669年? - 1738年5月1日)は、イングランド及びイギリスの政治家、貴族。ホイッグ党に所属し、ステュアート朝末期からハノーヴァー朝初期にかけて第一大蔵卿を2度務めた(在職:1701年 - 1702年1715年)。

経歴

1669年[注釈 1]、後に第2代カーライル伯爵となるエドワード・ハワード英語版とその夫人エリザベス(旧姓ウウェデール)の長男として生まれる[2]

1689年[注釈 2]から貴族院へ移籍する1692年までモーペス選挙区英語版選出のホイッグ党所属の庶民院議員を務め[1][2]、1692年4月23日に父の死去によりカーライル伯爵位を継承し、貴族院へ移籍した[1][2]

1694年から1712年にかけてカンバーランド知事英語版ウェストモアランド知事英語版を務めた[1][2]1700年から1702年にかけて国王の寝室侍従(bedchamber)を務めた[1][2]。1701年12月から1702年5月まで第一大蔵卿を務める[1][2]。1701年から1706年にかけては紋章院総裁代理(deputy earl-marshal)を務めた[1][注釈 3]。1701年に枢密顧問官(PC)に列する[1]。1706年にはスコットランド合同コミッショナーを務める[1][2]。1715年5月から10月にかけて第一大蔵卿に再任された[1][2]。1715年から1722年にかけてはロンドン塔管理長官英語版を務め[1][2]1717年から1722年にかけてはタワー・ハムレット知事英語版を務めた[1]1723年から1730年にかけてウィンザー城管理長官及び総督英語版を務めた[1][2]。1730年にはハリアー犬・フォックスハウンド管理長官に就任[1][2]

1738年5月1日、バースで死去。居城のハワード城に葬られた[1]

爵位

  • 1692年4月23日、第3代カーライル伯爵(1661年創設イングランド貴族爵位)[2]
  • 1692年4月23日、第3代モーペスのハワード子爵(1661年創設イングランド貴族爵位)[2]
  • 1692年4月23日、第3代ギルスランドのデイカー男爵英語版(1661年イングランド貴族爵位)[2]

家族

1688年にアン・チャペル(初代エセックス伯爵アーサー・チャペル英語版の娘)と結婚し、彼女との間に爵位を継承する長男ヘンリー、軍人となる次男チャールズ英語版など2男3女を儲けた[1]

脚注

注釈

  1. ^ 英国人名事典によれば1674年生まれ[1]
  2. ^ 英国人名事典によれば1690年から庶民院議員となる[1]
  3. ^ 紋章の誤使用に関する民事法廷紋章院の裁判官である紋章院総裁ノーフォーク公爵ハワード家世襲職であるが、1673年審査法議会で制定されてカトリックは国政から締め出されたため、ノーフォーク公爵家が紋章院総裁の実務を執るのは困難となった。そのためノーフォーク公爵家のプロテスタントの分家であるサフォーク伯爵家とカーライル伯爵家が代理として職務を執るのが一般的になった[3]

出典

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q DNB
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n Lundy, Darryl. “Charles Howard, 3rd Earl of Carlisle” (英語). thepeerage.com. 2014年11月19日閲覧。
  3. ^ 海保(1999) p.174

参考文献

イングランド議会 (en
先代
サー・ヘンリー・ピッカリング准男爵英語版
セオフィラス・オグルソープ英語版
モーペス選挙区英語版選出庶民院議員
1689年 - 1692年
同職:ロジャー・フェンウィック英語版
次代
ロジャー・フェンウィック英語版
ジョージ・ニコラス英語版
公職
先代
初代ゴドルフィン男爵
第一大蔵卿
1701年 - 1702年
次代
初代ゴドルフィン伯爵
大蔵卿英語版として
先代
初代ハリファックス伯爵
第一大蔵卿
1715年
次代
ロバート・ウォルポール
宮廷職
先代
新設
ハリアー犬・フォックスハウンド管理長官
1730年 - 1738年
次代
初代ウォルポール男爵
名誉職
先代
サー・ジョン・ラウザー英語版
カンバーランド知事英語版
ウェストモアランド知事英語版

1694年 - 1738年
次代
第3代ロンズデール子爵
先代
初代ロンズデール子爵英語版
カンバーランド首席治安判事英語版
1700年 - 1714年
次代
第6代サネット伯爵英語版
先代
第6代サネット伯爵英語版
カンバーランド首席治安判事英語版
1715年 - 1738年
次代
第3代ロンズデール子爵
先代
第4代ノーザンプトン伯爵
ロンドン塔管理長官英語版
1715年 - 1722年
次代
第7代リンカン伯爵
先代
ハットン・コンプトン
タワー・ハムレット知事英語版
1717年 - 1722年
先代
初代コバム子爵
ウィンザー城管理長官及び総督英語版
1723年 - 1730年
次代
第2代セント・オールバンズ公爵
イングランドの爵位
先代
エドワード・ハワード英語版
第3代カーライル伯爵
1692年 - 1738年
次代
ヘンリー・ハワード



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