チャド・オリヴァーとは? わかりやすく解説

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チャド・オリヴァー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/15 05:22 UTC 版)

チャド・オリヴァー(Chad Oliver, 1928年3月30日 - 1993年8月10日)はアメリカ合衆国SF作家、西部小説作家。

SF作家としては人類学テーマを得意とした。

名の"Chad"はかつて「シャド」とも表記されたが、現行表記「チャド」の方が原音には近い。姓の表記は「オリバー」とも。

経歴

オハイオ州シンシナティで生まれる。テキサス大学を卒業後、1952年に「ファンタジイ・アンド・サイエンスフィクション」誌からデビューした。以後は同大学で人類学を教える傍らSFを執筆。人類学者としてはアメリカ・インディアンを研究。テキサス州オースティンで没。

作品

本業でもある人類学を扱った作品が多い。作風はシリアスで、娯楽性よりもテーマ性を重視。長編第二作『太陽の影』が代表作と見なされている。中・短編はあまり日本語には訳されていないが、日本では人類播種テーマの『転移』(児童向け版『この宇宙のどこかで』)"Transfusion(1959)"やスターシップ・テーマの『吹きわたる風』"The Wind Blows Free(1957)"などの作品が比較的有名である。

著作リスト

  • Mist of Dawn (1952) 『地球の夜あけ』(島朝夫訳、石泉社) 1956年
  • Shadows in the Sun (1955) 『太陽の影』(小尾芙佐訳、ハヤカワ・SF・シリーズ) 1965年
  • Another Kind (1955) 未訳短編集
  • The Winds of Time (1958) 『時の風』(小泉太郎訳、ハヤカワ・SF・シリーズ) 1960年
  • Unearthly Neighbors (1960) 『異星の隣人たち』(足立楓訳、ハヤカワ・SF・シリーズ) 1967年
  • The Wolf is My Brother (1967) 未訳
  • The Shores of Another Sea (1971) 未訳
  • The Edge of Forever (1971) 未訳短編集
  • Giants in the Dust (1976) 未訳
  • Broken Eagle (1989) 未訳
  • The Cannibal Owl (1994) 未訳
  • A Star Above and Other Stories (2003) 未訳短編集
  • Far from This Earth and Other Stories (2003) 未訳短編集

主要参考資料




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