チャカスとは? わかりやすく解説

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ちゃ‐か・す【茶化す】

読み方:ちゃかす

[動サ五(四)「ちゃ」は「ちゃらつく」などの「ちゃ」と同じか。「茶化す」は当て字

まじめな話を冗談めかしてしまう。茶にする。「—・さないでまじめに聞きなさい」

一杯くわせる。だます。

人魚は人を—・すなり」〈風来六部集放屁論後編


ちゃ‐かす【茶×滓】

読み方:ちゃかす

茶殻(ちゃがら)」に同じ。


チャカス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/23 14:12 UTC 版)

チャカス (ギリシア語: Τζαχᾶς) またはチャカ・ベイ (トルコ語: Çaka Bey)[注釈 1]は、11世紀にスミュルナ英語版を中心に小アジア南西部やエーゲ海に自立政権を築いたトルコ人軍人、反乱指導者。元はビザンツ帝国に仕えていたが、反乱を起こしてスミュルナを制圧し、1088年から1091年にかけて小アジアのエーゲ海沿岸や沖の島々を支配した。絶頂期にはみずからビザンツ皇帝を僭称し、北のペチェネグ人と連携してコンスタンティノープル征服を狙うまでになった。しかし1092年、ヨハネス・ドゥーカス英語版率いるビザンツ海軍に大敗を喫してレスボス島を奪回され、翌年に娘婿のクルチ・アルスラーン1世に裏切られ殺害された。スミュルナなどのチャカスが支配した領域は、1097年ごろにビザンツ帝国が奪回した。


  1. ^ ビザンツ帝国の史料にある「チャカス」という名は、トルコ語の人名をギリシャ語化したものである。トルコ語のもとの名は史料に残っていないが、おそらく「チャカ」(現代トルコ語アルファベット: Çaka)もしくは「チャア」(Çağa)、「チャカン」(Çakan)といった名である。近代トルコの歴史家アクデス・ニメト・クラトトルコ語版が1936年に著書Çaka: Orta Zamanda İzmir ve Yakınındaki Adaların Türk Hakimi(『チャカ: 中世イズミルと周辺諸島のトルコ人支配者』)で彼を紹介して以降、「チャカ」という表記が定着し、トルコ人の間でよく付けられる名前にもなった[1]
  1. ^ Tarih Dergisi, Cilt 20, İstanbul Üniversitesi Edebiyat Fakültesi, İbrahim Horoz Basımevi, 1983, p. 56.
  2. ^ Alexander Daniel Beihammer, (2017), Byzantium and the Emergence of Muslim-Turkish Anatolia, Ca. 1040-1130, p. 272
  3. ^ a b c d e Mallett 2013
  4. ^ a b c d e f g Brand 1991, p. 2134.
  5. ^ Anna Komnene. Alexiad, VII.8 (Dawes 1928, p. 183).
  6. ^ Anna Komnene. Alexiad, VII.8 (Dawes 1928, pp. 183–187).
  7. ^ Anna Komnene. Alexiad, IX.1 (Dawes 1928, pp. 214–217).
  8. ^ Anna Komnene. Alexiad, IX.3 (Dawes 1928, pp. 219–220).
  9. ^ Anna Komnene. Alexiad, XI.5 (Dawes 1928, p. 281)
  10. ^ Deniz Kuvvetleri Komutanlığı Tarihçesi” (Turkish). Turkish Naval Forces Command. 2022年2月8日閲覧。


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