チェスター・ビーティー・ライブラリー本
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「長恨歌絵巻」の記事における「チェスター・ビーティー・ライブラリー本」の解説
アイルランドのチェスター・ビーティー・ライブラリーが所蔵する狩野山雪の筆によるもの。上下巻あり、それぞれ10mの長さを持つ。江戸時代初期の作。 山雪の長恨歌絵巻は長い間行方不明と言われていたが、アイルランド系アメリカ人実業家、チェスター・ビーティー卿が1970年に亡くなり、その遺品である美術コレクションの中から見つかった(チェスター・ビーティー・ライブラリーは、アイルランド政府に寄付された卿の東洋美術コレクションをもとに、ダブリンの卿の邸宅を利用して設立されたもの)。 発見された絵巻は痛みが激しかったため、1995年に平山美術研究財団の支援により東京国立博物館の半田九清堂の工房で修復作業が行なわれ、2000年にチェスター・ビーティー・ライブラリーで公開された。2013年春に京都国立博物館でも公開された。
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