ダイバシティ受信方式
複数のアンテナから受けた電波のなかから、常にいい状態の電波の選択をしたり合成する手法を用いたりして、電波の感度の揺れ(強弱)をできるだけ少なくする受信方式のこと。すべての信号が同時に悪い状態になる可能性は低いため、この方式を用いることによって良好な通信が保持され、受信信号の大幅な改善効果が得られる。この受信方式にはいくつかの方法があるが、デジタル携帯電話の例では、1台の端末で位置的に離れた2つのアンテナにより電波を受信する空間ダイバシティ方式と、アンテナの受信方向を2つ以上備えて、別々に受信する偏波ダイバシティ方式がある。前者の例では折りたたみタイプの利点を生かし、ダイバシティアンテナのメインアンテナとサブアンテナの空間距離を確保することで、異なる2つの電波をキャッチし、より強い電波を選択することで安定した通話品質を得ることができるようになっている。
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