ダイナミック型スピーカーの振動板の構造
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/31 10:07 UTC 版)
「スピーカー」の記事における「ダイナミック型スピーカーの振動板の構造」の解説
理想的なスピーカーに求められる性能としては、原音に忠実で歪みがないこと、点音源であること、全ての方向に同一の音圧、同一の音質で音を放射すること等が挙げられる。これらを実現するため、振動板の形状や大きさ、取り付け方法が工夫されている。 振動板の形状としては、低音用にはコーン型(くぼんだ円錐形)、高音用にはコーン型やドーム型(ふくらんだ半球形)が主流である。1980年代前半に平面型が流行したが、現在はほとんど使われていない。正面から見て真円形のものがほとんどであるが、テレビなどへの内蔵用として楕円形や多角形のものも使われる。 なお、大きなコーン型振動板の中央に小さいコーン型振動板を取り付けることで、広い帯域の再生を狙った「ダブルコーン型」(サブコーン型、またはメカニカル2ウェイとも呼ばれる場合も)もある。
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