タンガ沼と姉山
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 04:59 UTC 版)
昔、白河布引山の芝草という所に強欲無銭な悪夫婦が住んでいて、そこを通る旅人などから金品を剥奪していた。悪夫婦には2人の娘がいたが悪夫婦とは似つかない美しい心を持っていて、時折両親を諫めては道を改めるよう努めていた。しかし、虚しくもその努力を実らなかったため妹が命に代えてもと、ある晩布引山の沼に身を投げ両親の悪行を諫めた。その沼は「タンガ沼」と村人達から呼ばれており、その由来は妹の名が「お丹」だったことからと伝わっている。妹の死を知った姉は、家を出て行方しらずとなった。その際、羽鳥から白河を向いた左に聳える高い山が姉を隠したとし、そこを「姉山」と呼ばれるようになった。 他に以下の伝説・伝承がある。 子安観音 寺沢の五輪塔 母子柳
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