ソフトウェアの入手可能性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/14 02:30 UTC 版)
「64ビット」の記事における「ソフトウェアの入手可能性」の解説
32ビットアーキテクチャで書かれたソフトウェアの中には、64ビットの環境向けに用意されていないものもある。特に問題となるのはデバイスドライバの非互換である。ほとんどのソフトウェアは32ビット互換モードで動作可能だが、デバイスドライバはOSとハードウェアの間で動作するプログラムであり、そのようなモードでは動作不可能な場合が多い。現在[いつ?]、既存のデバイスドライバの64ビット版はほとんど存在せず、64ビットOSを使う際の大きな問題となっている。しかし、2006年以降にリリースされたデバイスでは、徐々に64ビット版ドライバが存在するものが増えている。 デバイスドライバはカーネルと共にカーネルモードで動作する。カーネルは32ビットで動作させ、一般プロセスは64ビットで動作させるということも可能である。そうすると、ユーザーは64ビットのメモリと性能の利点を享受し、同時に既存の32ビットデバイスドライバの互換性を保持することが可能となる(カーネルのオーバーヘッドが若干大きくなる)。macOSはこの方式を採用し、64ビットのプロセスを実行可能にしつつ、32ビットのデバイスドライバをサポートしている。
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