宋金生
(?~199?) | ||
曹操が河内獲嘉の諸陣営に攻め寄せたとき、宋金生が諸陣営に現れ、「逆茂木を守る必要はない、わしが犬を使ってお前たちの代わりに守らせよう。この言葉を聞き入れなければ、その日の夜にも軍勢の雄叫びを聞くことになり、翌日の陣中にはただ虎の足跡だけが残されておるじゃろう」と言ってまわった《太平御覧》。 諸陣営を陥落させて捕虜からその話を聞いた曹操は、すぐさま武猛都尉呂納を連れて宋金生を逮捕し、ただちに軍法を執行した《太平御覧》。 曹操がみずから河内を攻略したとして考えられるのは、初平元年から三年にかけて、あるいは建安四年四月のことである。ここでは武猛都尉を配下としているのだから建安四年のことと見るべきだろう。 |
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