ゼイディー・スミス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/15 23:50 UTC 版)
ゼイディー・スミス Zadie Smith | |
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誕生 |
1975年10月27日![]() |
職業 | 小説家、エッセイスト |
代表作 | 『ホワイト・ティース』、『直筆商の哀しみ』、『On Beauty』ほか |
主な受賞歴 |
オレンジ賞(2006) オーストリア国家賞(2018) |
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ゼイディー・スミス(Zadie Smith, 1975年10月27日 - )はイギリスの作家。
経歴
ロンドン北西部生まれ。ジャマイカ人の母とイギリス人の父を持つ。14歳の時に、セイディー(Sadie)からゼイディー(Zadie)へ改名。
ケンブリッジ大学の在学中に執筆を始めた小説が、出版社の間で版権争奪戦を起こし話題となる。その後発表された長篇第1作『ホワイト・ティース』は、イギリスとアメリカでベストセラーとなり、数々の文学賞を受賞。
長篇第2作『直筆商の哀しみ』の執筆後、2002年に渡米してハーヴァード大学で学ぶ。『直筆商の哀しみ』は、2003年にジューイッシュ・クォータリー・ウィンゲイト賞を受賞、ボランジェ・エブリマン・ウッドハウス賞にノミネートされた。長篇第3作On Beautyは、2006年のオレンジ賞を受賞。2016年ヴェルト文学賞、2018年オーストリア国家賞受賞。2018年、"Feel Free: Essays"で第43回全米批評家協会賞を受賞。
現在は、夫である作家のニック・レアードと共にロンドン北部のキルバーンに住む。
主な著作
長篇
- 『ホワイト・ティース』上・下(White Teeth (2000)、小竹由美子訳、新潮社、新潮クレスト・ブックス) 2001
- 『直筆商の哀しみ』(The Autograph Man (2002)、小竹由美子訳、新潮社、新潮クレスト・ブックス) 2004
- 『美について』(On Beauty (2005)、堀江里美訳、河出書房新社) 2015
短篇
- The Trials of Finch (2002)
- Martha, Martha (2003)
- Hanwell in Hell (2004)
エッセイ、レヴュー、インタヴュー
- On the Road: American Writers and Their Hair
- We proceed in Iraq as hypocrites and cowards - and the world knows it
- We are family(弟であるラッパーのDoc Brownとのインタヴュー)
映像化作品
- 『White Teeth』(2002) - 同名の長篇を原作としたTVドラマ
- On Beauty FilmFour が映画化権を取得、アリソン・オーウェンとスコット・ルーディンが製作、テッサ・ロスが製作総指揮とのこと。
外部リンク
固有名詞の分類
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