センターデフ
4WD車のトランスファー内で前輪と後輪に駆動トルクを与えながら、前後輪回転差を許容する装置。フロントデフとリヤデフの中間に位置することからこの名がある。4WDで、前輪と後輪の差動を吸収できないと、タイトコーナーを最大舵角で旋回するときに大きなブレーキがかかったような現象が発生する。これを解消するためセンターデフが装着され、前輪と後輪の差動を行う。センターデフの方式には、ベベルギヤ式やプラネタリーギヤ式があり、前者の前後トルク配分は50:50となり、後者はギヤ比変更で30:70など、自由に設定することができる。1車輪の空転で全輸の伝達トルクが0となるので、差動制限装置やデフロックが必要である。
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