セルベースSPR計測システム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/17 17:51 UTC 版)
「セルベースSPR顕微鏡」の記事における「セルベースSPR計測システム」の解説
セルベースSPR計測システムは、SPR計測用センサーチップの金膜面上で培養した細胞の膜タンパク質や糖鎖と、アナライト分子(低分子化合物、タンパク質、ペプチド etc.)との分子間相互作用をSPRシグナルとして検出する。 従来のSPR計測システムは、センサーチップの金膜表面から数百ナノメートルの範囲で生じる質量変化・分子構造の変化をSPRシグナルとして検出するため、計測範囲を超える厚みがある細胞表面に存在する膜タンパク質や糖鎖などの分子との相互作用を検出することはできない。セルベースSPR計測システムは、細胞表面における分子間相互作用に起因する細胞の物理変化をSPRシグナルとして検出することにより、細胞表面の分子とアナライト分子との分子間相互作用をダイレクトに計測することが可能である。
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