セブ島での滞留
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/04 16:08 UTC 版)
「独立歩兵第364大隊 (日本軍)」の記事における「セブ島での滞留」の解説
9月6日、独立混成第55旅団主力(独立歩兵第363大隊、第365大隊基幹)は輸送船慶安丸に乗船し、スールー諸島のホロ島を目指してマニラ港を出港した。しかし同12日、慶安丸はセブ島東方海上で敵戦爆連合編隊の急襲を受けて撃沈され、将兵は泳いでセブ島リロアン海岸に上陸した。同時期、第364大隊もセブ島に進出したが、同島で滞留中に空襲を受けて損耗した。 一方、セブ島の第35軍司令部は、9月8日に作戦計画を更改し、南部フィリピンのダバオ、サランガニ、タクロバン、ザンボアンガに配備の重点を置くこととした。その一環として第364大隊は、ホロ島に向かう旅団主力から分離し、ミンダナオ島ザンボアンガに転進予定の独立混成第54旅団に配属されて、同島北部のミサミス地峡に進出することになった。大隊はミンダナオ島に渡る船便を待ったが、船舶の都合がつかず、そのまま10月下旬までセブ島で待機し続けた。
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