ずい‐ぶん【随分】
読み方:ずいぶん
1 ふさわしい程度を超えているさま。また、いちじるしいさま。並でないさま。過分。相当。「—な御見舞をいただきました」「貯金も—な額になった」
2 人に対する態度や言動が度を過ぎているさま。非常識。「そんなことを言うなんて—な奴だ」
[副]
1 いちじるしいさま。多く、予想外だとか不本意だとかいう気持ちをこめて用いる。非常に。だいぶ。かなり。「年の割には—(と)老(ふ)けて見える」「—(と)大げさなことをいう人だ」
2 その人の能力・身分・立場などにふさわしいさま。また、事態がある状況にふさわしくなっていくさま。分相応に。それなりに。「しっかり勉強すれば、成績も—(と)よくなるものだ」
「将来立派な者にさえなれば、—照子の婿(むこ)にもしてやる」〈谷崎・悪魔〉
3 その人の置かれている状況の中で最善を尽くすさま。できるだけ。なるべく。「—(と)養生してください」「—(と)努力してみましょう」
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