スレッドステム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/10 16:34 UTC 版)
「ステム (自転車)」の記事における「スレッドステム」の解説
クイルステムとも。スレッドステムは伝統的なステムの形態で、2000年ごろまではスポーツサイクルでも主流であったが、アヘッドタイプの台頭で数は減った。ただし、現在でも軽快車・実用車やトラックレーサーにおいては主流である。ハンドル付近から下へ細長く伸びたステムを、ステアリングコラム(フロントフォーク上部のパイプ)に差し込み、ステム頂上のボルトを締めることで下端の臼(Quill―クイル)が引き上げられ、内側から押し広げて固定される。ハンドルの高さ調整が容易であるが、固定がやや弱いため、マウンテンバイクやBMXの激しい動きには不向き。スレッド(ネジ臼)式のフロントフォーク・ヘッドパーツに対応する。臼には斜臼(しゃうす)と台形臼があり、斜臼ならボルトを緩めるだけでステムは抜けるようになるが、台形臼の場合はボルトを緩めても臼はステムに食い込んで上がったままなので、ボルトをハンマーで叩き、落としてやる必要がある。
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