スピードハンプ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/06 22:18 UTC 版)
スピードハンプ(speed hump または road hump, undulation, speed rampとも)はなだらかな曲面を持ち、生活道路における車両速度と交通量を低下させるためのものである。主に道路の横幅いっぱいに設置され、放物線状か正弦状の曲面を持つ。 通常、全長は3.7m〜4.25m、高さは7.5cm〜10cm程度である。通過できる速度は全長と高さにより、短くて高いものほど速度を落とさせる効果がある。また、100m〜170mおきに設置した場合、本来の速度の85%まで減速させることができる。 設置に当たっては、存在を示す注意標識を設置する必要があるほか、視認性を高めるために路面標示が施されている。排水を考慮し、端部はなだらかに道路面へ近付くような設計になっている。 スピードハンプは周辺環境から低速で通過することが望ましい場所に設置される。 主に生活道路の交差点と交差点の間に設置され、大通りや路線バスの経路、緊急避難路などには使用されない。
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