ストンプボックスとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ストンプボックスの意味・解説 

コンパクトエフェクター

(ストンプボックス から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/06/23 03:44 UTC 版)

コンパクトエフェクターのひとつ、BOSS DS-1。寸法は幅73mm、奥行129mm、高さ59mm。

コンパクトエフェクター: effects pedal, : stompbox)とは、音響機器の種類のひとつであるエフェクターを小型化し足下に置いて操作できるようにしたもの。なお、コンパクトエフェクターという呼称は和製英語で、英語圏では用いられない。

概要

両手が塞がっているギタリストベーシストが操作しやすいように足踏み式のスイッチペダルでエフェクト効果のon/offを切り替えられるようになっていたり、各種パラメーターを直感的に操作しやすいように設計してある。また、運搬時の利便性や楽器演奏時の荒っぽい扱いを考慮して、小型化かつ堅牢化されている。数は少ないがボーカリスト向けにもトーキング・モジュレーターなどのエフェクターがある。

エレキギターエレキベース向けのコンパクトエフェクターは、ハイ・インピーダンス楽器を接続できるように1MΩ程度の入力インピーダンスを持ち、10KΩ程度の出力インピーダンスで出力する。一方でロー・インピーダンスの機器にも対応できるため、ギター用エフェクターを数段連ねて接続したり、シンセサイザーなどの楽器につないで使用する事も可能である。ただし、マイクは信号レベルがギターの30分の1程度と弱すぎるため、そのまま接続するとノイズに埋もれたり正常な効果が出なかったりする。適切に使用したい場合はエフェクターとマイクの間にプリアンプを接続するなどして入力ゲインを稼がなければならない。

基本的には、1台のコンパクトエフェクターにつき1種類のエフェクターを搭載している。近年では電子技術集積回路の進歩により、1台のコンパクトエフェクターに数種類のエフェクターを搭載している機種もある。

主なメーカーおよびブランド

アイバニーズ Tube Screamer TS9 overdrive pedal

関連項目

参考文献

  • 世界のエフェクター大図鑑 3rd edition シンコーミュージック・エンターテイメント ISBN 4-401-63014-9
  • デイヴ・ハンター『ギター・エフェクター実用バイブル 自分らしいサウンドを出すために 歴史と基本原理、接続&トーン攻略まで[改訂拡大版]』(DU BOOKS、2014年)ISBN 978-4-925064-74-3



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ストンプボックス」の関連用語

ストンプボックスのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ストンプボックスのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのコンパクトエフェクター (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS