ストック対フローモデル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/16 09:59 UTC 版)
元々、貴金属などのコモディティ価格に対して適用されていたモデルであるが、2019年に暗号通貨に対してもストック対フローモデル(stock-to-flow model, S2F model)が理論価格のモデルとして通用することが発表された[誰によって?]。これは経済学のフローとストックに基づく物で、暗号通貨のストック(既に存在している分)とフロー(新規にマイニングされる分)の比率、つまり 希少性 = ストック ÷ フロー に基づいて理論価格が決まるというモデルの仮説である。ストックが f ( t ) = e t {\displaystyle f(t)=e^{t}} だとすると、その微分であるフローは f ′ ( t ) = e t {\displaystyle f'(t)=e^{t}} であり、この時、希少性 = 1 と定数になり安定する。ストックが指数関数よりも速く増えれば希少性は減少し、指数関数よりも遅く増加すれば希少性は増大する。ビットコインのストックの増加は指数関数よりも遅いため希少性が増大していく。
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