ステレオペアの作成方法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/10 04:16 UTC 版)
「ステレオグラム」の記事における「ステレオペアの作成方法」の解説
ステレオカメラを用いなくても、普通のカメラでステレオペアは容易に撮影できる。 通常どおりに写真を撮影する。 カメラを右(または左)に平行移動して、もう一枚撮影する。この際の移動距離をステレオベースと呼び、多くの場合(35mmカメラ標準レンズの場合)人の両眼間隔の平均値と同じ 6.5cm が適当(主要被写体までの最近距離が約2m程度)である。遠くの被写体(東京スカイツリーとか山並み)を立体的に撮影する場合は、上記の航空写真での立体撮影と同様に長い移動距離が必要となる。その被写体までの撮影距離の2〜3%程度=1/30のルールが目安となる。つまり、10m先の被写体の場合は30cm、100m先の場合は3m移動する必要がある。 仕上った写真を、撮影した位置通りに左右(または右左)に並べると立体視(平行法)ができる。交差法で見るときは左右を入れ替える。 この方法では左右の画像の撮影に時間差が生じるため、動く被写体を撮影することはできない。他に、2台のカメラを左右に並べ同時に撮影する方法もある。この場合は2台のカメラのレンズの中心の間隔がステレオベースとなる。
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