スティーヴィー・ヤングとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > スティーヴィー・ヤングの意味・解説 

スティーヴィー・ヤング

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/07 14:20 UTC 版)

スティーヴィー・ヤング
基本情報
出生名 Stephen Crawford Young Jr.
生誕 (1956-12-11) 1956年12月11日(67歳)
出身地 イギリス
スコットランド
グラスゴー
ジャンル ハードロック
ブルースロック
担当楽器 ギター
バッキング・ヴォーカル
活動期間 1979年 -
レーベル コロムビア・レコード
共同作業者 AC/DC
スターファイターズ

スティーヴィー・ヤング(Stevie Young、1956年12月11日 - )は、スコットランド出身のギタリスト。ハード・ロック・バンドAC/DCのギタリストであるアンガス・ヤングマルコム・ヤングのヤング兄弟の甥にあたり、1988年のAC/DCのアメリカ・ツアーでは、マルコムの代役としてステージに上がった。2014年からマルコムの病状悪化による脱退に伴い後任としてAC/DCに参加する。

経歴

1956年、後に音楽活動で著名になるヤング兄弟の長兄アレックス・ヤングの子として生まれる。1963年にヤング一家はオーストラリアに移住したが、アレックス家はイギリスに地盤を築くため同行しなかった。なお、叔父にあたるアンガス・ヤングとは1歳違いである。

スティーヴィーは、もともと1970年代の遅い時期に、スコットランド南部のホイック(Hawick)で、いくつかのバンドで活動した後、1980年に結成した自身のロック・バンド、スターファイターズ英語版で、1980年代はじめに2枚のアルバムを制作した。ファースト・アルバム『Starfighters』をリリースしたスターファイターズは、AC/DCのアルバム『バック・イン・ブラック』のイギリス・ツアーで前座を務めた。

スターファイターズは1983年に解散し、その後1987年に一時的に再結成した。しかし、もはやAC/DCの支えもなく、再結成はうまく行かなかった。

1988年、AC/DCはアルバム『ブロウ・アップ・ユア・ヴィデオ』のツアーを5月3日のメイン州ポートランド公演から始めたが、当時アルコール依存症が進んで対処が必要になっていたリズムギターのマルコムは、このアメリカ・ツアーではステージに上がらず、代わってスティーヴィーがその穴を埋めた。ファンの大部分は、スティーヴィーがマルコムに容貌が似ていたこともあって、スティーヴィーへの交代に気づかなかった[1]

1989年、スティーヴィーは、新たにリトル・ビッグ・ホーン(Little Big Horn)を結成し、そのデモ・テープをマルコムにプロデュースしてもらった。このバンドは、BBC Radio 1のトミー・ヴァンス(Tommy Vance)司会のラジオ番組『Friday Rock Show』のために演奏を録音したものの、結局はレコード・レーベルとの契約を得られないまま、解散してしまった。

その後、スティーヴィーは、アップ・ライジング(Up Rising)を結成したが、これも長続きはしなかった。

スターファイターズは、AC/DCにまつわるエピソードや関係者のインタビューを集めた2001年の書籍『Get your jumbo jet out of my airport』に取り上げられ[2]、またレア盤ガイドなどでも言及されることがある。

ディスコグラフィ

Starfighters

  • Starfighters (1981年) Jive Records
  • In-Flight Movie (1983年) Jive Records

AC/DC

  • Rock or Bust(2014年)
  • Power Up (2020年)

参考文献

出典

  1. ^ AC/DC - Bedlam In Belgium - English version
  2. ^ Johnson, Howard Get Your Jumbo Jet Out of My Airport: Random Notes for Ac/Dc Obsessives, 2001, ISBN 978-1902799018



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「スティーヴィー・ヤング」の関連用語

スティーヴィー・ヤングのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



スティーヴィー・ヤングのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのスティーヴィー・ヤング (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS