スキューモーフィズムとの折衷
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/23 20:36 UTC 版)
「フラットデザイン」の記事における「スキューモーフィズムとの折衷」の解説
2014年には、GoogleがAndroidやChrome OSのアプリケーションの開発者向けの設計体系であるマテリアルデザインを提唱した。このデザインはフラットデザインとされているものの、ドロップシャドウ(英語版)(影付け)などスキューモーフィズムの要素が一部取り入れられている。このように、フラットデザインにスキューモーフィズムの要素を部分的に取り入れる動きは「セミフラット」(semi flat)や「ほぼフラット」(almost flat)、または「フラットデザイン2.0」(flat 2.0)などと呼ばれており、マテリアルデザインはその良い例だとされている。また、Windows 8でフラットデザインを適用してきたマイクロソフトも、2017年にフルーエント・デザイン・システム(英語版)をWindows 10に取り入れ、2020年にはMicrosoft Officeをはじめとする標準アプリにもこのデザインを適用した。マイクロソフトはこのデザインを導入した理由として、Windows 8のフラットデザインは洗練されているものの、他社のアプリの立体的なアイコンが混じると見栄えが悪くなるためだとしている。
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