ジルゲンシュタインとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ジルゲンシュタインの意味・解説 

ジルゲンシュタイン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/09 13:05 UTC 版)

紋章 地図
(郡の位置)
基本情報
連邦州: バイエルン州
行政管区: シュヴァーベン行政管区
郡: ディリンゲン・アン・デア・ドナウ郡
市町村連合体: ジルゲンシュタイン行政共同体
緯度経度: 北緯48度39分27秒 東経10度18分16秒 / 北緯48.65750度 東経10.30444度 / 48.65750; 10.30444座標: 北緯48度39分27秒 東経10度18分16秒 / 北緯48.65750度 東経10.30444度 / 48.65750; 10.30444
標高: 海抜 485 m
面積: 16.64 km2
人口:

3,931人(2023年12月31日現在) [1]

人口密度: 236 人/km2
郵便番号: 89428
市外局番: 09077
ナンバープレート: DLG, WER
自治体コード:

09 7 73 170

行政庁舎の住所: Ringstraße 35
ウェブサイト: www.syrgenstein.de
首長: ミリアム・シュタイナー (Mirjam Steiner)
郡内の位置
地図

ジルゲンシュタイン (ドイツ語: Syrgenstein) は、ドイツ連邦共和国バイエルン州シュヴァーベン行政管区ディリンゲン・アン・デア・ドナウ郡に属す町村(以下、本稿では便宜上「町」と記載する)である。この町とジルゲンシュタイン行政共同体の行政庁舎はランツハウゼン地区にある。

地理

位置

この町は、バイエルン=シュヴァーベンの北西に位置しており、バーデン=ヴュルテンベルク州と境を接している。シュタウフェン地区にディリンゲン・アン・デア・ドナウ郡の最高地点がある。最寄りの大都市として、約 6 km の距離にギンゲン・アン・デア・ブレンツがある。

自治体の構成

この自治体は、7つのゲマインデタイル(村落、集落、開墾地などの小地区)からなる[2][3]

  • アルテンベルク
  • バルハウゼン
  • ランツハウゼン
  • マルティンスホーフ
  • シュタウフェン
  • アルター・トゥルム
  • フィーミューレ

この町は、ジルゲンシュタイン、ランツハウゼン、シュタウフェンの3つのゲマルクング(合併前の旧自治体にあたる地区)からなる。

歴史

前身自治体の成立まで

帝国直属のジルゲンシュタイン男爵家は、1693年からジルゲンシュタイン領 の高権と上級裁判権を、プファルツ=ノイブルク公と共有することになった。現在この町に含まれているシュタウフェンはヴェスターシュテッテン家(後にはテュールハイム伯)の独自の所領を形成していた。バイエルン王国の行政改革に伴う1818年の自治体令によって、自治体アルテンベルクとバルハウゼンが成立した。

町村合併

将来的な地域再編に備えて、1970年7月1日に自治体アルテンベルクとバルハウゼンが合併し、新たな自治体アルテンベルクが成立した。この町は1971年2月1日にジルゲンシュタインと改名した[4]。ランツハウゼンは1978年5月1日に、シュタウフェンは1980年1月1日にこれに加わった[5][6]

住民

人口推移

1961 1970 1987 1991 1995 2000 2005 2010 2015 2020
人口(人)[7] 2626 2976 3038 3141 3381 3480 3607 3583 3658 3790

1988年から2018年までの間にこの町の人口は、3049人から3721人へ、672人、約 22 % 増加した。

行政

議会

この町の議会は16人の議員と第1町長で構成される[8]

首長

この町の第1町長は2020年5月1日からミリアム・シュタイナー (SPD) が務めている。彼は2020年3月29日の町長選挙決選投票で 58.0 % の支持票を獲得して町長に選出された[9]。彼の前任者は、父親のベルント・シュタイナーで、1984年5月から2020年4月まで町長を務めた。

紋章

図柄: 上下二分割。上部は銀地黒い斜め帯。斜め帯の中に金色が描かれている。下部はさらに上下二分割され、その上部は赤地と銀地に左右二分割されている。最下部は青地で、胸壁を戴く金の塔が描かれている[10]

文化と見どころ

使徒聖ヨハネ教会

建築

  • アルテンベルクのカトリック教区教会 使徒聖ヨハネ教会。1765年完成。
  • アルテンベルク城館: 1361年から1637年までヴェスターシュテッテン家が所有し、その後ジルゲンシュタイン家(ジュルゲン家とも)の所有となった。ジルゲンシュタイン家はザンクト・ガレン修道院アルゴイ地方ドイツ語版英語版ミニステリアーレで、ジルゲンシュタイン城を拠点としていた。彼らは1693年頃に現在の城館を建設した。この城は1798年にエッティンゲン=ヴァラーシュタイン侯ドイツ語版英語版に売却された。1982年にバイエルン州が獲得したが、1986年にリヒテンシュタイン公子妃クロチルデに売却された[11][12]
  • シュタウフェンのカトリック教区教会 聖マルティン教会
  • シュタウフェンの小城、16世紀建造
  • シュタウフェンのクリンゲン広場(クナイプ施設)
  • ブローセンシュタウフェン城の塔の遺構

経済と社会資本

経済

公式統計によれば、2022年現在ジルゲンシュタインでは、製造業に143人、その他の業種に393人の社会保険支払い義務のある労働者が働いている。この街に住む社会保険支払い義務のある労働者は1710人である[13]。2020年には農家が12軒あり[14]、農業用地の面積は 294 ha で、このうち168 ha が農耕地、126 ha が牧草地などの緑地である[15]

2022年の税収は 4,236,000ユーロで、このうち 1,115,000ユーロが産業税であった[16]

教育

この町には以下の教育施設がある(2023年現在)。

  • 児童教育施設 2園: 定員149人に対して、138人が在籍している[17]
  • バッハタール基礎課程学校ジルゲンシュタイン=バッハハーゲル

脚注

出典

  1. ^ https://www.statistikdaten.bayern.de/genesis/online?operation=result&code=12411-003r&leerzeilen=false&language=de Genesis-Online-Datenbank des Bayerischen Landesamtes für Statistik Tabelle 12411-003r Fortschreibung des Bevölkerungsstandes: Gemeinden, Stichtag (Einwohnerzahlen auf Grundlage des Zensus 2011)
  2. ^ Syrgenstein / bavarikon”. 2025年1月16日閲覧。
  3. ^ Gemeinde Syrgenstein / Bayern Portal”. 2025年1月16日閲覧。
  4. ^ Wilhelm Volkert, ed (1983). Handbuch der bayerischen Ämter, Gemeinden und Gerichte 1799–1980. München: C. H. Beck. p. 446. ISBN 978-3-406-09669-3 
  5. ^ Gesetz über die Änderung der Zugehörigkeit von Gemeinden zu Verwaltungsgemeinschaften vom 10. August 1979
  6. ^ Statistisches Bundesamt, ed (1983). Historisches Gemeindeverzeichnis für die Bundesrepublik Deutschland. Namens-, Grenz- und Schlüsselnummernänderungen bei Gemeinden, Kreisen und Regierungsbezirken vom 27.5.1970 bis 31.12.1982. Stuttgart/Mainz: W. Kohlhammer. pp. 770-771. ISBN 978-3-17-003263-7 
  7. ^ “Bevölkerungsentwicklung seit 1840” (PDF), Statistik kommunal 2023 / Gemeinde Syrgenstein, Bayerisches Landesamt für Statistik, p. 6, https://www.statistik.bayern.de/mam/produkte/statistik_kommunal/2023/09773170.pdf#page=6 2025年1月16日閲覧。 
  8. ^ Gemeinderat Syrgenstein”. Verwaltungsgemeinschaft Syrgenstein. 2025年1月16日閲覧。
  9. ^ Bürgermeisterinnen und Bürgermeister/Oberbürgermeisterinnen und Oberbürgermeister in kreisangehörigen Gemeinden (Stand: 19.11.2024)”. Bayerisches Landesamt für Statistik. 2024年11月30日閲覧。
  10. ^ Gemeinde Syrgenstein / Bayerns Gemeinden”. Haus der bayerischen Geschichte. 2025年1月16日閲覧。
  11. ^ Schloss Altenberg”. Dillinger Land e.V.. 2025年1月16日閲覧。
  12. ^ SCHLOSS ALTENBERG | SCHLOSS SYRGENSTEIN / Burgenwelt”. 2025年1月16日閲覧。
  13. ^ “Sozialversicherungspflichtig beschäftigte Arbeitnehmer seit 2017” (PDF), Statistik kommunal 2023 / Gemeinde Syrgenstein, Bayerisches Landesamt für Statistik, p. 8, https://www.statistik.bayern.de/mam/produkte/statistik_kommunal/2023/09773170.pdf#page=8 2025年1月16日閲覧。 
  14. ^ “Betriebsgrößenstruktur in der Landwirtschaft 2005, 2007, 2010, 2016 und 2020” (PDF), Statistik kommunal 2023 / Gemeinde Syrgenstein, Bayerisches Landesamt für Statistik, p. 14, https://www.statistik.bayern.de/mam/produkte/statistik_kommunal/2023/09773170.pdf#page=14 2025年1月16日閲覧。 
  15. ^ “Bodennutzung 2007, 2010, 2016 und 2020” (PDF), Statistik kommunal 2023 / Gemeinde Syrgenstein, Bayerisches Landesamt für Statistik, p. 13, https://www.statistik.bayern.de/mam/produkte/statistik_kommunal/2023/09773170.pdf#page=13 2025年1月16日閲覧。 
  16. ^ “Gemeinde finanzen seit 2018” (PDF), Statistik kommunal 2023 / Gemeinde Syrgenstein, Bayerisches Landesamt für Statistik, p. 10, https://www.statistik.bayern.de/mam/produkte/statistik_kommunal/2023/09773170.pdf#page=10 2025年1月15日閲覧。 
  17. ^ “Kindertageseinrichtungen seit 2018” (PDF), Statistik kommunal 2023 / Gemeinde Syrgenstein, Bayerisches Landesamt für Statistik, p. 16, https://www.statistik.bayern.de/mam/produkte/statistik_kommunal/2023/09773170.pdf#page=16 2025年1月15日閲覧。 

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  ジルゲンシュタインのページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ジルゲンシュタイン」の関連用語

ジルゲンシュタインのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ジルゲンシュタインのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのジルゲンシュタイン (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS