【ジョリーグリーンジャイアント】(じょりーぐりーんじゃいあんと)
ベトナム戦争において、捜索救難(SAR)及び戦闘捜索救難(CSAR)などのミッションに従事していたアメリカ空軍のヘリコプター、及びそのクルーを指す愛称。
ジョリーグリーン(ジャイアント)は、この戦争に参戦していたアメリカ軍・南ベトナム軍(及び両国軍と同じ陣営で参戦していた各国軍)全将兵からの尊敬の対象であった。
これは戦闘捜索救難任務自体の困難さもさることながら、ベトナム戦争自体が、アメリカによる正式な宣戦布告がなされない状態で開戦した戦争であったため、万が一、友軍の航空機乗員が戦闘中に撃墜されて北ベトナム軍の捕虜となった場合、彼らが北ベトナム政府により「戦争犯罪人」とみなされ、ハーグ陸戦条約やジュネーブ条約等の戦時国際法にのっとった「戦時捕虜」としての扱いを受けることが出来ないとされていたためでもある。
ジョリーグリーンジャイアント
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/10 09:57 UTC 版)
ジョリーグリーンジャイアント (Jolly Green Giant) は、アメリカ合衆国の食品加工会社ゼネラル・ミルズ社(1979年から2001年まではピルズベリー社、1979年以前はグリーン・ジャイアント社)のマスコット。緑色の肌にチュニックと木の葉で出来たブーツを身につけ、いつも笑顔でいる。
また、ベトナム戦争中のアメリカ空軍が戦闘捜索救難任務(CSAR; 敵地にて撃墜された航空機搭乗者などの救出任務)の専用機として開発したHH-3Eのニックネームでもある。
日本では日本たばこ産業(JT)が1998年2月にピルスベリージャパンの食品事業を取得し、ジェイティフーズを販売元として「グリーンジャイアント」ブランドで冷凍野菜食品を販売していた。後にJTグループの事業再編に伴い、販売元をテーブルマーク(旧・加ト吉)へと移して商品展開を続けていたが、2013年3月にJTとゼネラル・ミルズ社との契約が終了したのを受け、日本国内での販売も終了している[1]。
脚注
- ^ “JT、家庭用冷凍野菜事業から撤退:日本経済新聞”. 日本経済新聞 (2012年2月13日). 2018年7月30日閲覧。
外部リンク
- History of Green Giant (英語)
- グリーンジャイアント - 日本たばこ産業
- Green Giant
- 冷凍野菜|商品情報 - テーブルマーク
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