ジョナタン・エルナンデスとは? わかりやすく解説

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ジョナタン・エルナンデス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/18 06:06 UTC 版)

ジョナタン・エルナンデス
Jonathan Hernández
タンパベイ・レイズ(マイナー)
テキサス・レンジャーズ時代
(2023年5月12日)
基本情報
国籍 ドミニカ共和国
アメリカ合衆国
二重国籍
出身地 テネシー州メンフィス
生年月日 (1996-07-06) 1996年7月6日(29歳)
身長
体重
6' 2" =約188 cm
175 lb =約79.4 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2013年 アマチュアFA
初出場 2019年8月21日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
派遣歴

ジョナタン・エルナンデスJonathan Hernández,[注 1] 1996年7月6日 - )は、アメリカ合衆国テネシー州メンフィス出身・ドミニカ共和国育ち[3]プロ野球選手投手)。右投右打。MLBタンパベイ・レイズ傘下所属。

父親は元メジャーリーガー投手のフェルナンド・エルナンデス英語版[4]

経歴

プロ入りとレンジャーズ時代

2013年1月30日にアマチュア・フリーエージェントでMLBテキサス・レンジャーズ契約金30万ドルマイナー契約を結びプロ入り[3]。同年6月6日にレンジャーズ傘下のマイナーチームであるルーキー級ドミニカン・サマーリーグ・レンジャーズ英語版登板し、プロデビュー。2013年シーズンは13登板で44.2を投げ、防御率1.21を記録した。

2014年もルーキー級ドミニカン・サマーリーグ・レンジャーズに所属。シーズン成績は14先発で75.2回を投げ、防御率2.85を記録した[5]

2015年はルーキー級アリゾナリーグ・レンジャーズ英語版でプレーし、11登板で45.0回を投げ、防御率3.00を記録した。

2016年はA級ヒッコリー・クロウダッズでプレーし、24登板で116.1回を投げ、防御率4.56を記録した。勝利数は10で、初めてシーズンで二桁勝利を挙げた。

2017年はA級ヒッコリーで開幕を迎え[6]、6月にA+級ダウンイースト・ウッドダックス英語版に昇格[7]。7月に行われたオールスター・フューチャーズゲームに世界選抜として招集された[8]。シーズン成績は、2チーム合計で23登板で111.2回を投げ、防御率4.03を記録した。オフの11月20日にルール・ファイブ・ドラフトでの流出を防ぐために40人枠入りした[9]

2018年はA+級ダウンイーストで開幕を迎え,[10]、6月にAA級フリスコ・ラフライダーズに昇格[11]。2チーム合計で22先発で121.1回を投げ、防御率3.63を記録した。奪三振数は131で、初めてシーズンでイニング数を超える数を挙げた。

2019年はAA級フリスコで開幕を迎えた[12][13]。同チームで8月までに22登板で96.0回を投げ、防御率5.16を記録。8月20日にメジャー初昇格し[14]、翌21日のロサンゼルス・エンゼルス戦で救援登板しメジャーデビュー。この試合では2.1回を投げ無失点で、メジャー初勝利を挙げた[15]。9月7日のボルチモア・オリオールズ戦ではメジャー初先発した。この年メジャーでは9試合(先発2試合)に登板して2勝1敗、防御率4.32、19奪三振を記録した[16]。オフにはドミニカウィンターリーグに参加し、アギラス・シバエーニャスに所属した[16]

2020年は27試合に登板して5勝1敗、防御率2.90、31奪三振を記録した[16]

2021年は開幕前に右肘を痛めて4月にトミー・ジョン手術を受けることとなったため、シーズンを全休する[17]

2022年はオールスター明けの7月16日からザック・レクスと入れ替わる形でメジャー復帰[18]。この年は29試合に登板して2勝3敗4セーブ3ホールド、防御率2.97、27奪三振を記録した[16]

2023年は33試合に登板。1勝2敗10ホールドで、防御率は5.40と前年より悪化した。また、前年を上回る34奪三振を記録した[16]

2024年7月30日にアンドリュー・チェイフィンを獲得したことに伴って、DFAとなった[19]

マリナーズ時代

同年8月2日にウェイバー公示を経てシアトル・マリナーズに移籍し[20]、翌3日にアクティブ・ロースター入りしたが、3試合に登板した後の8日にDFAとなり、11日にAAA級タコマ・レイニアーズに配属された[21]。それ以降はマイナーで過ごし、レギュラーシーズン終了後の10月4日にFAとなった[22]。この年は2チーム合計で29試合に登板して3勝1敗と自身3年ぶりの勝ち越しとなった。また、防御率は前年と同じ5.40であった[16]。なお、FA期間中には5年ぶりにドミニカのウィンターリーグに参加。前回と同じくシバエーニャスに所属した[16]

レイズ傘下時代

2025年1月30日にタンパベイ・レイズとマイナー契約を結び、同年のスプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[23](同日中にAAA級ダーラム・ブルズに配属)。

選手としての特徴

最速99.9mph[24](約160.8km/h)の速球が武器。

詳細情報

年度別投手成績





















































W
H
I
P
2019 TEX 9 2 0 0 0 2 1 0 1 .667 78 16.2 14 3 13 0 0 19 1 0 10 8 4.32 1.62
2020 27 0 0 0 0 5 1 0 5 .833 125 31.0 24 2 8 0 4 31 0 0 10 10 2.90 1.03
2022 29 0 0 0 0 2 3 4 3 .400 131 30.1 26 2 17 3 1 27 5 1 14 10 2.97 1.42
2023 33 0 0 0 0 1 2 0 10 .333 147 31.2 35 4 15 1 4 34 2 0 20 19 5.40 1.58
2024 26 1 0 0 0 3 1 0 0 .750 181 41.0 39 6 26 1 1 36 2 0 25 23 5.05 1.59
SEA 3 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 11 2.1 2 0 2 0 0 3 0 0 3 3 11.57 1.71
'24計 29 1 0 0 0 3 1 0 0 .750 192 43.1 41 6 28 1 1 39 2 0 28 26 5.40 1.59
MLB:5年 127 3 0 0 0 13 8 4 19 .619 673 153.0 140 17 81 5 10 150 10 1 82 73 4.29 1.44
  • 2024年度シーズン終了時

年度別守備成績



投手(P)












2019 TEX 9 0 0 0 0 ----
2020 27 2 4 1 1 .857
2022 29 1 1 1 0 .667
2023 33 3 3 0 0 1.000
MLB 98 6 8 2 1 .875
  • 2023年度シーズン終了時

記録

MiLB

背番号

  • 72(2019年 - 2020年、2022年 - 2024年)

脚注

注釈

出典

  1. ^ スペイン語の発音記号変換ツール” (英語). easypronunciation.com. 2019年9月7日閲覧。
  2. ^ 英語のIPA発音記号変換(アメリカ英語)” (英語). tophonetics.com. 2019年9月7日閲覧。
  3. ^ a b Texas Rangers: Rangers top prospects, No. 10: How Jonathan Hernandez pitched his way onto 40-man roster | SportsDay” (英語). Sportsday.dallasnews.com (2018年1月25日). 2018年5月25日閲覧。
  4. ^ Down East Wood Ducks (2017年6月29日). “Jonathan Hernandez named to World Team roster in All-Star Futures Game” (英語). WITN-TV. 2018年2月27日閲覧。
  5. ^ Andrew Battifarano (2018年5月22日). “Down East's Hernandez keeps it in the family” (英語). MiLB.com. 2018年5月25日閲覧。
  6. ^ Andrew Battifarano (2017年5月15日). “Hickory's Hernandez continues hot stretch” (英語). MiLB.com. 2018年12月14日閲覧。
  7. ^ Tyler Maun (2017年6月27日). “Ducks' Hernandez continues putting up zeros” (英語). MiLB.com. 2018年7月27日閲覧。
  8. ^ Hernandez to rep Rangers in Futures Game” (英語). MLB.com (2017年6月29日). 2019年9月7日閲覧。
  9. ^ Evan Grant (2017年11月20日). “Texas Rangers: Pitchers in forefront as Rangers add to 40-man major-league roster” (英語). 2018年2月27日閲覧。
  10. ^ Andrew Battifarano (2018年4月13日). “Wood Ducks' Hernandez spins five no-hit frames” (英語). MiLB.com. 2018年5月25日閲覧。
  11. ^ Marisa Ingemi (2018年8月10日). “Hernandez delivers best Double-A start” (英語). MiLB.com. 2018年12月14日閲覧。
  12. ^ Rangers' Jonathan Hernandez: Optioned to Double-A” (英語). CBS Sports (2019年3月8日). 2019年3月22日閲覧。
  13. ^ Troy Schulte (2019年5月2日). “Texas notes: Hernandez harnessing arsenal” (英語). MiLB.com. 2019年8月20日閲覧。
  14. ^ T.R. Sullivan (2019年8月20日). “Rangers recall No. 12 prospect Hernandez” (英語). MLB.com. 2019年8月20日閲覧。
  15. ^ T.R. Sullivan (2019年8月21日). “Hernandez's move to bullpen pays off in debut” (英語). MLB.com. 2019年8月22日閲覧。
  16. ^ a b c d e f g MLB公式プロフィール参照。
  17. ^ Connor Byrne (2021年4月12日). “Jonathan Hernandez Undergoes Tommy John Surgery” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年5月4日閲覧。
  18. ^ TC Zencka (2022年7月16日). “Rangers Active Jonathan Hernandez, Designate Zach Reks For Assignment” (英語). MLB Trade Rumors. 2025年1月31日閲覧。
  19. ^ Steve Adams and Anthony Franco (2024年7月30日). “Rangers Acquire Andrew Chafin” (英語). MLB Trade Rumors. 2025年1月31日閲覧。
  20. ^ Anthony Franco (2024年8月2日). “Mariners Claim Jonathan Hernandez” (英語). MLB Trade Rumors. 2025年1月31日閲覧。
  21. ^ Mark Polishuk (2024年8月11日). “Mariners Outright Jonathan Hernandez” (英語). MLB Trade Rumors. 2025年1月31日閲覧。
  22. ^ Mark Polishuk (2024年10月5日). “Nine Players Elect Free Agency” (英語). MLB Trade Rumors. 2025年1月31日閲覧。
  23. ^ Anthony Franco (2025年1月30日). “Rays Sign Jonathan Hernandez Agree To Minor League Deal” (英語). MLB Trade Rumors. 2025年1月31日閲覧。
  24. ^ 2020年、アストロズ戦で計測

関連項目

外部リンク




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